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自社施工と下請け施工の違いとは?メリット・デメリットで解説

2024年1月22日

自社施工と下請け施工の違いとは?メリット・デメリットで解説

屋根や外壁の補修工事を行う、リフォームをするという時に工務店などに依頼するのですが、実は工務店の中にも「自社施工」を行う場合と「下請け施工」を行う場合がとがあります。
ではこれらはどのような違いがあるのでしょうか。
そこでここでは自社施工と下請け施工のメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。

自社施工と下請け施工との違いとは

「自社施工」とは仕事を請け負った会社が自社で雇用している職人を使って施工を行うという形態です。
その特徴としては、お客と施工をする業者が直接結びつく、施工は自社の職人が行うといった点があります。

「下請け施工」とは仕事を請け負った会社が直接施工を行うのではなく、別の施工会社に依頼して施工を担当させるというものです。
大手のハウスメーカーやリフォームを扱っている家電量販店などで多く見られる形態です。
最近ではリフォームなどを受け付けている家電量販店も増えてきていますが、そうした家電量販店が職人を直接雇用しているのではなく、仕事を請け負ったら下請け会社に指示して施工をしてもらうこととなります。
このように自社施工と下請け施工の違いは「仕事を請け負った会社が直接施工を行うか」という点にあると言えるでしょう。
これらはどちらが絶対的に優れているというのではなく、それぞれにメリットとデメリットがありますので、それらを把握した上で比較していくことが重要です。

自社施工店、職人直営店のメリットとデメリットとは

まず自社施工店、職人直営店と呼ばれる会社のメリットとデメリットについて紹介していきます。

自社施工店のメリットとは

自社施工店に施工を依頼するときのメリットは「費用が安い」ということがあります。
職人直営店のような自社施工店では施工の仕事を請け負ったら自社の職人が直接施工を行いますので、途中に他の会社が入って中間マージンが発生するということがありません。
そのため大手ハウスメーカーに仕事を依頼する時などよりも大幅に費用が安くなるということがあります。

他のメリットとしては「お客が意見や希望を言いやすい」ということがあります。
直接施工を行う会社に依頼することとなるので、施工者とお客の距離が近くなっており「意見しやすい」「相談しやすい」「交渉しやすい」といったメリットがあります。
下請け施工が行われる場合は仕事を請け負った会社から仕事内容が下請け会社へと連絡事項として伝わっていきますので、直接意見しにくいということになります。
下請け施工会社は元請会社からの指示に従って施工を行いますので、独断で施工内容を変更するということができません。

そしてこれも重要なことですが、「実際に施工をする人がわかりやすい」ということがあります。
下請け施工を利用する場合は施工を請け負った会社から下請け施工会社へと仕事が回されていきますので、施工を依頼しても結局誰が施工をするのかがわかりにくいということがあります。
自社施工店では施工を請け負った会社の職人が施工を行いますので、実際に施工をする人がわかりやすいというメリットがあります。

自社施工店のデメリットとは

安く早く施工をしてもらえるということでメリットが多い自社施工ですが、いくつかデメリットもあります。
まず「信頼できる施工店を見つけるのが難しい」ということがあります。
大手ハウスメーカーなどに施工を依頼した際には一定の信頼がある下請け施工会社に仕事が回されることが多いのですが、自分で施工業者を探す際には優良業者を自分で探さなければいけません。
自宅の近所などに評判の良い工務店がある場合などは良いのですが、そういった工務店がない場合などはネットなどを使って自分で探さなければいけません。

また他のデメリットとして「自分が希望する日程通りにいかないことがある」ということがあります。
大手ハウスメーカーなどではいくつかの下請け施工会社を持っているので、希望する日程に合わせて施工をしてくれることが多いのですが、自社施工店ではその会社に在籍している職人が施工をすることとなるため、こちらが希望する日程で施工してもらえないことがあります。
特に仕事が多くなる春先や自然災害の後などはなかなか希望する日程では施工してもらえません。
日程を優先しなければならない時などは自社施工店では対応できないこともあります。

下請け施工のメリットとデメリットとは

大手ハウスメーカー、家電量販店、総合リフォーム会社などでは施工の仕事を請け負ったら、下請け施工会社に仕事を任せるということが多くなっています。
こういった場合にもメリットとデメリットがあるのでそれらを把握しておきましょう。

下請け施工のメリットとは

下請け施工会社が施工をする場合、そういった下請け会社に仕事を依頼するのではなく、ハウスメーカーや家電量販店に仕事を依頼することとなります。
この場合、ハウスメーカーで新築物件を購入した場合などはその建物の構造に詳しい、図面を持っているということがあるため、工事がしやすいということがあります。
確実ではありませんが新築の時と同じ下請け会社が施工をすることになる可能性もありますので、工事自体がスムーズに進むということもあります。
そのハウスメーカーと長い付き合いをしている、何かあった時は連絡するような関係性の場合であればハウスメーカーを使うのも良いのかもしれません。

また、大手のハウスメーカーなどでは多くの下請け会社を持っているということがあります。
屋根、外壁、塗装、リフォームなどそれぞれを専門にしている、得意としている下請け会社がある場合などは効率よく施工を行うことができるでしょう。
そういった複数の下請け会社を組み合わせることでお客が希望する日程で施工をすることができるというメリットもあります。

下請け会社としても下請けで仕事をすることにはメリットがあります。
自社施工を行っている会社では仕事をとってくる営業、開発などの仕事をする必要がなく、元請会社から一定の仕事が確保できるため、「施工に集中できる」という特徴があるのです。

下請け施工のデメリットとは

下請け施工を利用する際のデメリットとしては「費用が高くなる」ということがあります。
下請け施工会社が直接の施工を行う場合であっても、仕事を依頼するのはハウスメーカーや家電量販店ということになります。
こうして元請会社から下請け、もしくは孫請けなどに仕事が回されていく際には「中間マージン」がかかってくることとなります。
お客がハウスメーカーに100万円の費用を払ったとする場合、ハウスメーカーは下請け施工会社に80万円ほどで仕事を任せるかもしれません。
この場合、20万円が手数料、仲介料といった形で中間マージンがとられることとなります。
下請け会社が孫請け会社に依頼する時には60万円ほどで依頼され、再び中間マージンがとられることとなります。
実際に施工を行うこととなる孫請け会社には60万円しか入らないのに、お客は100万円を支払ったこととなるのです。
このように途中で中間マージンが発生する分だけ費用が高くなるというのが下請け会社を利用する際のデメリットだと言えるでしょう。

他のデメリットとして「変更がしにくい」ということがあります。
自社施工をしている場合であれば、お客が途中で変更希望をしてもすぐに対応できるという素早さがあります。
要望があれば直接相談すれば聞ける範囲で聞いてもらえるでしょう。
もしそれで合計の費用が変わるような場合でも施工会社とお客の両方が了承しているのであれば問題ないということになります。

しかし下請けの場合はなかなかそうはいきません。
仕事の依頼自体はあくまでも元受けであるハウスメーカーや家電量販店に対して行っています。
そこから下請け施工会社には仕事内容が指示されることとなります。
下請け施工会社はその指示に従って仕事をすることとなりますので、その仕事の途中でお客に直接意見を言われたとしてもすぐに聞けないということがあります。
特にその変更によって費用が変わるような場合は下請け施工会社ではすぐに判断ができません。
そういった変更依頼がきているということを元請会社会社に連絡し、新しい指示を待つこととなります。
もちろんその間、時間がかかることとなりますし、オッケーが出るかどうかもわかりません。
このように下請け施工の場合は「相談がしにくい」「意見、要望を言いにくい」「変更がしにくい」といったデメリットがあります。

自社施工の場合もすべての工事を自社施工しない場合もある

自社施工の会社では基本的に請け負った仕事は自社で施工をするのですが、工事の内容によってはすべての工事を自社の職人が施工しない場合もあります。
特に地域密着型の工務店などではこうしたことが多くあります。
こうした工務店では「屋根、外壁、リフォーム」などを手広く請け負っている場合があります。
職人についても色々なことをできる職人が在籍していることが多いのですが、中には得意や不得意もあります。
請け負った仕事が高い技術が必要な塗装を含む工事などの場合に、熟練した塗装職人がいない時などは塗装工事の部分だけを外注するということもあります。
家のことを全般的に依頼したいという時などに便利ですが、どういった工事を得意としている職人が在籍しているのかは確認しておいた方が良いかもしれません。

まとめ

補修工事、メンテナンス、リフォームなどの工事を行う際には自社の職人が施工する「自社施工」と下請け会社に依頼する「下請け施工」とがあります。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、その特徴を踏まえた上で、そういった会社に施工を依頼するのかを考えていけば効率的に仕事を依頼することができるでしょう。

ウェルスチールでは屋根職人・塗装職人・左官職人・大工と幅広い専門職を揃えております。完全自社施工でご対応致しますのでご安心下さい。

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