2024年5月21日
一戸建て住宅で自動車や自転車をとめる際に多く利用されるのがカーポートです。
柱が1本のもの、2本のものなどさまざまな種類のものがありますが、このカーポートでも雨漏りが発生することがあります。
そこでここではカーポートで発生する雨漏りの原因やその対策、解決策、メンテナンス方法について紹介していきたいと思います。
まずはカーポートで発生する雨漏りの原因について紹介していきます。
雨樋とは本来屋根の端部分に設置されており、屋根に降った雨水を適切に外部に排出していくための設備です。
「軒樋」で横方向にまとめて流していき、「集水器」で水を集めて、「竪樋」で縦方向に流していって地上や排水口などに水を排出していきます。
こういった雨樋はカーポートにも設置されているのです。
カーポートにも屋根部分があるため、そこに降った雨を集めて外部に排出するのです。
この雨樋は落ち葉やゴミなどによって詰まってしまうことがあります。
雨樋が詰まってしまうと水が適切に流れていかずに溢れてしまったりして雨漏りの原因となります。
また、雨樋部分が経年劣化していくこともあります。
雨樋が劣化することで破損してしまう、ボロボロと崩れてしまうということがあります。
この場合も雨水が適切に流れていかずに雨漏りにつながるでしょう。
カーポートの屋根の素材によっては破損しやすいということもあります。
台風などの際に飛来物があって、それがカーポートの屋根に当たることで穴が開いたり、破損してしまったりすることがあります。
また、強風によって屋根の一部が剥がれてしまったりしまうこともあります。
こうして屋根が破損してしまうとそこから雨漏りが発生してしまうことがあるのです。
これは屋根部分が劣化していた時も同様です。
カーポートの屋根が劣化してくるとそこから破損していくことがあります。
この場合も雨漏りにつながっていきます。
これは明確には雨漏りではなく、「雨漏りに似た症状」と言えるものです。
結露は冬場の建物の外は寒い、中は暖かいという時に空気中の水分が冷やされた窓ガラスに当たって水滴ができるという現象です。
あくまでも水滴ができるものですので雨漏りとは言えないのですが、外気温が低い冬場などは大量の水分が発生することもあります。
コーキングは屋根や外壁にも多く使われている素材です。
ゴムのような素材のもので、隙間などを埋めたり、結合部分で使用されたりしています。
非常に重要な役割を果たしているコーキングですが、コーキングは10年ほどで劣化していきます。
コーキングが劣化すると縮んできたり、ボロボロと崩れてきたりしてきます。
このようにコーキングが劣化してくると雨漏りが発生してきますので、コーキングを打ち直しなどをして補修メンテナンスを行うこととなります。
傾斜がついているカーポートでは正常に機能している際には水が適切に流れていくのですが、台風などの強風の際に水が逆流してしまうことがあります。
本来流れていく方向と違って流れてしまうために水が溢れたりして雨漏りの原因となってしまうことがあるのです。
カーポートを健全な状態に保っていくためには定期的にメンテナンスを行っていく必要があります。
ここではカーポートのメンテナンス方法について紹介していきます。
カーポートに降った雨水をそのままにしておくと「錆び」「塩害」などの原因となります。
カーポートが錆びによって腐食が進んでしまうと耐久性が低下してしまうため、柱が折れてしまう、屋根が破損してしまうことにつながります。
錆びにならないようにするために、雨が降った際には柔らかいタオルなどで屋根や柱を丁寧に拭き取ると良いでしょう。
雨樋に落ち葉やゴミが溜まっていると、それらが詰まって水が流れないようになってしまう可能性があります。
水が詰まる、溢れるという状態になると錆びの原因にもなりますし、雨漏りへもつながります。
雨樋にある落ち葉やゴミなどを定期的に掃除していくことが重要です。
雨樋にゴミがある時に無理やり水で流そうとすると余計に詰まってしまうため、ゴミを取り除いて雑巾などで拭き取ることをおすすめします。
カーポートのさまざまな場所でビスや釘を使って固定がされています。
こうしたビスなどはそうそう緩まないようにはなっていますが、台風が直撃した時や長期間放置していた時などはビスが緩んでしまっていることもあります。
固定力を維持していくためにも定期的にビスや釘についても確認しておきましょう。
雪が降る地域ではカーポートの屋根に雪が積もったままにしておくと、屋根が傷む、柱に負担がかかります。
そうなると屋根や柱が変形してしまったり破損してしまうことがあります。
雪が大量に積もることがないように雪下ろしをするということが重要です。
特に簡易的なカーポートの場合は耐久性が低いため、雪には要注意です。
カーポートのメンテナンスをしっかりとしていくことは雨漏りを防ぐためにも重要なことなのですが、実際に行う際には注意しなければならないポイントもあります。
ここではカーポートのメンテナンスをする際に注意する点について紹介していきます。
建物の屋根の場合も同様ですが、素人が屋根に上って作業をするのは非常に危険な行為です。
カーポートの屋根は建物の屋根ほどの高さはありませんが、それでも落下するとケガをする高さです。
また、そもそもカーポートの屋根は人が上って作業ができるほどの強度はありません。
屋根を破損させて人が落下してしまう危険性がありますので、絶対に屋根に上って作業をすることは避けましょう。
カーポートは硬いブラシでこすったりすることによって細かい傷がついてしまうことがあります。
柱や屋根に傷がついてしまうと、そこから錆びてしまったりカビが繁殖することがあります。
そうなると劣化が進んでしまうため、傷がつかないように柔らかいスポンジやタオルを使用することが重要です。
カーポートを掃除する際には素材に合ったものを使わなければいけません。
例えばアルミ製のカーポートを酸性やアルカリ性の洗剤で掃除すると錆びが発生してしまいます。
この場合は中性洗剤を使用しなければいけません。
このように素材に合わせた洗剤を使用しなければならないのです。
また、それらを流すのは真水を使用するのがおすすめです。
カーポートですでに雨漏りが発生している場合、破損や劣化が進んでいる場合には業者に修理をしてもらう必要があります。
自分でDIYをすることも可能ですが、よほど自信がない限りは業者に任せたほうが安心です。
カーポートで使用するパネルやコーキングについてはホームセンターなどでも販売しているため、それらを購入して自分でDIYをすることも可能です。
その場合はパネルやコーキングの代金数万円程度がかかることとなります。
ただ、DIYについてはよほど自信がない限りは避けた方が賢明です。
自分で補修を行って失敗し、破損していなかった他の部分まで傷つけてしまったというトラブルや、水が適切に流れていかずに水が溢れてきてしまうということも起こっています。
普段からDIYをやりこんでいる、技術や経験があるという人は問題ないのですが、そうでないのであれば業者に依頼しましょう。
業者に依頼する場合は製品代と工賃を合わせたものが費用としてかかってくることとなります。
この時、カーポートがどういったタイプのものなのか、広さや大きさはどれくらいなのかによってかかる費用は大きく違ってきます。
また、古いカーポートの場合は交換する部品が製造されていないこともあるため、代替品を使用するということもあります。
費用の相場がわからない場合は複数の業者に見積書を作成してもらうと良いでしょう。
カーポートも屋根や外壁の補修と同様に火災保険が使用できる場合があります。
火災保険が適用されれば保険金が支給されるため、高額な出費を抑えることができるのですが、火災保険はどのような場合でも必ず適用されるというものではありません。
火災保険は条件を満たしていなければ適用されないのです。
ではどうした際に火災保険が適用できるのでしょうか。
まず基本的に火災保険が適用されるのは「自然災害による破損」であることが原則です。
風災、雪災、雹災などの特約に加入していて、それらの災害によってカーポートが破損したという際に火災保険が適用されます。
経年劣化によって破損した場合、まったくメンテナンスをしていなくて錆びたり破損したという場合などには火災保険は適用されません。
火災保険が適用できるかどうかについては事前に確認しておいた方が良いでしょう。
加入している保険会社に連絡をして状況を伝えればだいたいの目安は教えてくれるでしょう。
実際に補修工事を行うのはそれを確認してからの方が安心です。
▷雹（ひょう）が与える屋根と雨樋への影響、火災保険は使えるのか？
カーポートは自動車や自転車を雨に当たるのを防いでくれる重要なものですが、劣化や破損などによって雨漏りが発生することがあります。その場合は場所や症状によって適切に対応していくことが必要となります。
春日部にてカーポートの屋根修理、点検をお考えの際にはウェルスチールにお任せ下さい。
『ウェルスチール』は春日部市を中心に１都５県（東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県）に出張いたします！
お問い合わせやご相談、現地調査やお見積もりは無料！
瓦・屋根修理・外壁塗装以外にもお手伝いできる工事もあるかと思います！ お気軽にご相談ください！
春日部市を中心に1都5県（東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城）に出張可能！
LINEでかんたん
問い合わせ＆見積依頼
