2023年12月27日
雨樋は屋根に降った雨水を適切に外部に排出していくための重要な部位なのですが、経年劣化によって破損、歪みなどが発生する部位でもあります。
その場合は補修をしたり、新しいものに交換する必要があるのですが、ではこの雨樋の修理はどこに依頼するのが良いのでしょうか。
ここでは屋根修理と雨樋修理の関係性について紹介していきたいと思います。
雨樋は高い位置にあるため、自分で修理をするということはおすすめしません。
危険性が高いことに加えて、修理が適切にできないという可能性があるためです。
では雨樋の修理はどこに頼むのが良いのでしょうか。
ここでは雨樋の修理を依頼することができる依頼先を紹介していきます。
雨樋は屋根や外壁とも関わりがある部位ということもあって総合的な住宅知識が必要となります。
そこで雨樋の修理の依頼先として「ハウスメーカー」「住宅建設会社」という方法があります。
やはり知名度や信頼度も高く、住宅を総合的に見ることができるというメリットがあります。
美観という点でもしっかりと仕上げてくれるでしょう。
しかしハウスメーカーに雨樋の修理を依頼する場合、多くは下請けの雨樋修理業者に仕事が回されることとなります。
この場合、中間マージンが発生するため費用が高くなってしまうというデメリットがあります。
また、使用する建材についても基本的にすべて純正品を使用するため、これも費用が高くなる原因となります。
信頼度は高いものの、費用も高くなるというのが特徴と言えるでしょう。
こちらも住宅建築を扱う業者ですが、より小規模で地域密着型の仕事をしていることが多い業者となっています。
実際に修理作業を行う職人までの距離感が近いことから希望や要望を伝えやすく、ある程度工事内容を選べるというメリットがあります。
また、地域密着型の工務店に依頼する場合、他の部位で修理が必要になった際にも依頼しやすいという特徴があります。
工務店に依頼する場合のデメリットとしては、小規模で運営されていることが多いために価格帯などにかなりの差があるということです。
また、職人を直接雇用しているのか、専門業者に外注されるのかといったことによっての差もあります。
その工務店がどういった運営をしているのかを調べた上で依頼するのが良いでしょう。
最近では「コーナン」「カインズ」「ホームズ」といった大型のホームセンターで雨樋の修理を依頼することができるようになっています。
他の買い物のついでに相談することができるという気軽さと、明確な価格表示があるため予想外の出費になるということがあまりありません。
そのホームセンターで利用しているポイントカードなどがあれば、ポイントが付く場合もあります。
ただ、ホームセンターに依頼する場合、ホームセンターがどこかの業者や職人に依頼するということになるため、自分で作業をする業者を選べないというデメリットがあります。
こうした外注形式になると自分の希望を伝えにくく、連絡が取りにくいという傾向があります。
自分の思うように工事してほしい、細かく要望を伝えたいという場合にはあまり向いていないともいえます。
地域によっては雨樋の修理専門業者があることもあります。
他のハウスメーカーなどに依頼するよりも安く修理できることがあり、雨樋の修理技術が基本的に高いということが多くあります。
もちろん施工する人と直接相談をすることができるため、自分の希望などをもっとも伝えやすいというメリットもあります。
ただ、直接施工を行う業者を自分で探さないといけないため、信頼できる業者を探せるのかどうかという問題点があるだけでなく、雨樋以外の部分は専門外ということもあるため他の部位の修理はできないということもあります。
屋根や外壁など他の部位の補修も考えている場合には不向きだと言えます。
雨樋は位置としては屋根の軒部分についているものですので、屋根工事、補修工事を扱っている業者であれば修理をすることができます。
屋根の修理業者に依頼するメリットとしてはやはり屋根工事と雨樋修理をセットで依頼することができるということがあります。
屋根の補修工事は足場を組んで行う必要性があるため、気軽に行うものではありません。
そのため屋根材や板金などのメンテナンスも頻繁に行うことができないという現状があります。
屋根工事業者に依頼すれば雨樋修理と屋根工事も同時に行うことができるため、それは大きなメリットとなります。
屋根工事の際には足場を組んで行うために費用も時間もかかるのですが、一緒にやってしまえばその分はカットできることとなります。
雨樋は屋根との関連性が強いために屋根工事業者に依頼するメリットは非常に大きいのですが、デメリットとしては雨樋の補修と屋根修理のタイミングが合わないことがあるという点です。
雨樋の補修が必要なタイミングで屋根修理が必要かどうかがわからないということがあるのです。
そのため、もともと屋根のメンテナンスを考えていた、屋根塗装を考えていたという時などに組み合わせると効率的だと言えるでしょう。
雨樋の補修をどの業者に依頼するのかということについては、どれくらいの費用がかかるのかということも関係してきます。
雨樋の補修費用については、
・どの部分の補修なのか
・軒樋、集水器、竪樋のどの補修か
・補修箇所は何箇所あるのか
・どの業者に依頼するのか
ということによって大きく変わってきます。
それほど高くない位置の雨樋を雨樋補修専門業者に依頼した場合などは費用が1万円もかからないということもあります。
ただ、2階部分や3階部分の雨樋が複数の個所破損している場合、ハウスメーカーや工務店に依頼した場合などは5～10万円の費用がかかる場合もあります。
特に高い位置の雨樋が複数の個所破損している場合は足場を組む必要が出てくるため、費用が急に高くなるということがあります。
雨樋の補修費用が高額になった場合などは火災保険が適用されればかなり負担は減ることとなります。
ただ、火災保険はどういった場合でも必ず使えるというものではありません。
火災保険については台風や大雪などの自然災害による破損であるということが条件となるのです。
経年劣化によって破損した、葉っぱやゴミが詰まって破損したという場合の補修については火災保険を適用することができません。
そのため、いくら雪が降った際に壊れたとしても、すでに経年劣化によって破損する寸前だった、まったくメンテナンスをしていなかったことが原因であると判断された場合は火災保険は適用されないのです。
雨樋の補修については火災保険が適用されるかどうかを業者に相談するのも良いでしょう。
ウェルスチールでは申請に関する書類のサポートをさせて頂いております。まずはお気軽にご相談下さい。
雨樋の補修を依頼できる業者は数多くあるため、信頼できる良い業者を選ぶのは難しくなっています。
ここでは失敗しない業者の選び方を紹介していきます。
よほど専門知識を持っていない限り、雨樋の補修にどれくらいの費用がかかるのかは判断しにくいものとなっています。
悪質な業者にあたった場合、法外な費用が請求されるかもしれません。
まずは複数の業者から見積もりをとって比較するということが良いでしょう。
3～5件の見積もりをとれば、だいたいの適正費用がわかってきます。
そのうえで判断していくと安心です。
あくまでも雨樋の補修工事だけを単独で行うのであれば雨樋補修専門業者に依頼するのが安心ですが、「屋根のメンテナンスを考えている」「外壁の塗装を考えている」といった他の部位の工事を考えている場合は、その工事業者に雨樋の補修をセットで依頼してしまうという方法があります。
雨樋は屋根との関連性が高い部位でもあります。
例えば屋根材をスチール屋根から金属屋根に変更したり、カバー工法によって新しい屋根を作ったりすることによって軒の出幅が変わり、雨樋の適正な設置位置も変わるということがあります。
このようにあくまでも雨樋は屋根の一部だと考えるのであれば、屋根の工事を行う際に雨樋もメンテナンスするというのが効率的だと言えるのかもしれません。
屋根の補修工事を行う、塗装工事を行う、葺き替え工事を行うなど何か屋根の工事を行う際に雨樋の補修ができれば理想的だと言えるでしょう。
雨樋の補修工事はさまざまな業者が扱っています。
ハウスメーカー、工務店などから最近ではホームセンターでも対応がされています。
もちろん雨樋の補修専門業者もありますし、屋根工事業者、外壁工事業者などさまざまな業者に依頼することが可能なのです。
それらの中から費用面やサービス面も含めて選んでいくことになるのですが、雨樋は屋根との関連性が強いため、屋根の工事を計画しているのであれば屋根工事業者に依頼するのがもっともスムーズだと言えるでしょう。
ウェルスチールでは雨樋に関する役立つ情報を発信しております。是非、一度ご覧ください。
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