春日部市で増える「築30年以上住宅」の屋根リスクについて
2026年5月26日
春日部市で瓦、屋根修理、塗装工事や雨漏り修理を行っているウェルスチールです。
今日は、「築30年以上住宅」の屋根リスクについてです。
屋根は、建物の中で最も過酷な環境に置かれている部位。
築30年以上にもなると、屋根の様々な部位に不具合が生じており、雨漏りのリスクなどが高まっています。
雨漏り以外にどのようなリスクがあるのでしょうか? また、どのようなメンテナンスや屋根工事を行うべきか? について解説します。
築30年以上住宅の屋根リスクとは

築30年以上住宅になると、屋根も外壁にも様々な劣化症状が生じるのが一般的です。特に屋根は、30年以上にわたり、直射日光と風雨にさらされ続ける過酷な環境下に置かれていたわけです。
その結果、次のようなリスクが生じます。
・雨漏りする
・屋根材が破損する
・建物の資産価値が低下する
一つ一つ確認しましょう。
雨漏りする
築30年以上住宅の場合、屋根にひび割れが生じたり、穴が空くなどして、雨漏りリスクが劇的に高まります。
地上から見上げただけでは、特に不具合がなさそうに見えても、屋根に上がって点検すると、様々な部位が劣化し、雨漏りリスクが高まっているものです。
屋根材が破損する
築30年以上住宅の場合、屋根材や屋根の部材が壊れやすくなっており、台風などが直撃した際に、風圧で壊れてしまうことがあります。
特に、棟板金と呼ばれる屋根の天辺の板金は、釘が緩み剥がれやすくなっている事が多いです。
建物の資産価値が低下する
築30年以上住宅になると、新築時よりも資産価値が下がるのが一般的です。特に、屋根が劣化しているのを放置している場合は、雨漏りリスクが高くなっているとみなされるため、資産価値はさらに低くなります。
築30年以上住宅で特に注意したいのは雨漏り

築30年以上住宅になると、様々なリスクが生じますが、特に注意したいのが雨漏りです。
雨漏りは、単に室内が水浸しになって困るだけではありません。雨漏りにより様々なリスクが増大してしまいます。
主なリスクは次のとおりです。
・木材が腐食する
・家財への被害
・漏電火災の危険性が高まる
一つ一つ確認しましょう。
木材が腐食する
木造住宅は、柱、梁、耐力壁といった構造体を構成する木材が乾燥した状態を保つことが非常に重要です。
雨漏りにより、これらの木材が濡れてしまうと次のようなリスクが生じてしまいます。
✔木材の腐食
✔白アリによる食害
✔耐震性の低下
✔カビの発生
木材が濡れてしまうと、木材を腐らせる腐朽菌が発生しやすくなります。
その結果、木材の強度が落ち、耐震性が低下してしまいます。
更に、腐った木材は白アリを呼び寄せやすくなるため、白アリによる食害も同時進行して、建物の劣化が加速してしまいます。
また、木材が湿った状態のままだと、カビが発生しやすくなり、壁の内部や天井裏などでカビがびっしりと生えてしまうことがあります。
こうした状態になると、健康被害にもつながってしまいます。
家財への被害
雨漏りの水滴が家財に滴った場合、その家財がだめになってしまうことがあります。
例えばタンスに雨水が滴っていた場合、タンスが駄目になるばかりでなく、収納していた洋服も汚れてしまいます。
更に家電に雨水が滴ると家電が故障してしまいますし、漏電や感電事故につながってしまうこともあります。
漏電火災の危険性が高まる
雨漏りの水滴が住宅内に張り巡らされている屋内配線やコンセントに滴ると、漏電や感電、更には漏電火災につながってしまうリスクがあります。
築30年以上住宅の屋根の劣化箇所

築30年以上住宅の屋根は具体的にどのような部位が劣化するのでしょうか。主な劣化箇所を紹介します。
屋根材自体が劣化する
築30年以上になると、屋根材自体が、寿命を迎えていることも少なくありません。
特に寿命が来ている可能性が高いのは次のような屋根材です。
・化粧スレート
・トタン屋根
化粧スレートは、セメントと繊維材料を薄い板状に加工した屋根材で、現在の住宅で一般的に使われています。
素材自体には、防水性能がなく、塗膜により防水性を維持しています。
築30年以上になると、塗膜はすでに劣化していて、防水性能は失われています。塗装によるメンテナンスを行っていない場合、化粧スレートの痛みが著しく進行している可能性が高いです。
トタン屋根は、亜鉛メッキ鋼板による屋根材です。金属なので雨漏りリスクは低いですが、錆びやすいのが欠点です。
サビを防ぐためには、定期的な塗装が必要ですが、塗装によるメンテナンスを行っていない場合、錆が進行していて、トタン屋根本体に穴が空いてしまうことがあります。
屋根の部材が劣化したり壊れる
屋根材によっては、耐用年数が長いものもあり、築30年でも問題ないものもあります。
特に、瓦やガルバリウム鋼板の金属屋根などは、寿命が長いです。
しかし、屋根材自体は、問題なくても、屋根の部材が劣化したり壊れることはあります。特に注意したいのは次の部位です。
・瓦屋根の漆喰
・棟板金
・谷板金
瓦屋根には、棟瓦と平瓦の境目に隙間がありますが、この部分を埋めるために漆喰が詰められています。
この漆喰は、約20年ほどで劣化して、ひび割れ、欠け、剥離が生じてしまいます。
この部分に穴が空いてしまうと、雨水が侵入しやすくなったり、ネズミや鳥などの侵入箇所になってしまうことがあります。
棟板金は、瓦屋根以外の屋根材で一般的に使われています。
棟板金は、貫板と呼ばれる下地板を屋根に打ち、これに釘やビスを打つことで、留めています。
貫板は歳月が経つと劣化しやすくなり、釘やビスを保持する力が失われていきます。
その結果、熱による膨張や伸縮も相まって、釘やビスが徐々に抜けていき、最終的には、台風などの直撃を受けた際に棟板金が剥がれてしまうことがあります。
谷板金は、どのような屋根材でも使われています。
屋根が単純な切妻や寄せ棟、片流れといった形状でない限り、屋根の面と面がぶつかり合い、谷になる箇所ができます。
この谷の部分に使われているのが谷板金ですが、雨水が集中しやすい箇所であることから、劣化も早い場所です。
多くの場合、ガルバリウム鋼板などの錆に強い金属が使われていますが、メンテナンスしていない場合、いつの間にか錆びて、穴が空いたり、隙間が生じていることがあります。
ルーフィング(防水シート)が劣化する
築30年以上になると、屋根材は問題なくても、屋根の下地である野地板に敷かれているルーフィング(防水シート)の寿命が来ていることがほとんどです。
屋根は、屋根材だけで雨漏りを防いでいると思われがちですが、実は、どんな屋根材でも、完璧に雨水の浸入を止めることは難しく、多少の雨水が入ることが想定されています。
それでも、ルーフィングを敷いていることによって、建物内部まで雨水が浸入しないようになっているわけです。
ところが、ルーフィングが劣化してしまうと、雨水の浸入を止めることができず、雨漏りにつながってしまいます。
ルーフィングは、一般的なものだと寿命は、10年から20年程度しかありません。
築30年以上になると、殆どの場合、ルーフィングの寿命が来ていることになるため、張替えが必要です。
築30年以上住宅で行うべき屋根のメンテナンスとは

築30年以上の住宅の場合、屋根のメンテナンスは必須です。ただ、どのような屋根工事が必要なのかは、屋根材により異なります。
✅瓦屋根のメンテナンス
瓦屋根の場合、瓦本体の寿命は50年以上とされているため、まだまだ、メンテナンスはしなくて良いように見えるかもしれません。
しかし、漆喰部分は劣化していることが多いため、漆喰の詰め直し工事が必要です。
谷板金も劣化していることがあるため、点検の上で補修工事を行いましょう。
ルーフィングがすでに劣化している場合は、一旦、瓦をすべて外し、ルーフィングの張替え工事を行うことも検討すべきです。
✅化粧スレートのメンテナンス
化粧スレートの場合、築30年以上になると既に痛みが激しく、寿命が来ていることがほとんどです。
メンテナンス方法としては、屋根の葺き替え工事と屋根カバー工法の2つが挙げられます。
屋根の葺き替え工事は、既存の化粧スレートの屋根材を撤去して新しい屋根材を葺く工法です。
ルーフィングから全て一新することができるのでもっともスッキリした工事になります。
屋根カバー工法は、既存の化粧スレートの屋根材を残したままその上に、金属屋根を葺く工法です。
既存の屋根の撤去が必要ない分、安い費用で工事できますが、既に雨漏りが発生しているなど、下地の状態が良くない場合は施工することはできません。
✅トタン屋根のメンテナンス
トタン屋根の場合、築30年以上になると既に錆が進行しているため、屋根の葺き替え工事と屋根カバー工法のどちらかを検討すべきことになります。
✅ガルバリウム鋼板の金属屋根
ガルバリウム鋼板の場合、築30年でもまだ、見た目は問題なさそうに見えることも多いです。
しかし、棟板金は傷んでいますし、ルーフィングも既に寿命が来ていることも多いため、やはり、屋根の葺き替え工事か、屋根カバー工法のどちらかを検討すべき時期です。
まとめ 春日部市の瓦、屋根修理はウェルスチールへ
築30年以上住宅の屋根リスクと対処方法について解説しました。
築30年以上になり、メンテナンスを行ったことがない方は、雨漏り被害が生じる前に屋根工事業者にご相談ください。
ウェルスチールは埼玉県春日部市を中心に首都圏で瓦、屋根修理、塗装工事や雨漏り修理を承っている職人直営店です。
築30年以上の住宅についても丁寧に点検し、必要なメンテナンスを提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。
〈築30年前後の施工事例〉


