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ガラス屋根とは?メリットとデメリットも解説

2023年3月22日

ガラス屋根とは?メリットとデメリットも解説

「家の中が暗い」とお悩みの方は少なくありません。
新築で建てたときは採光が十分でも、隣に別の住宅やビルが建ったり、人通りが気になって結局カーテンを閉めたままで過ごしていたりすることもあるでしょう。そのような家庭におすすめなのがガラス屋根です。
ガラス屋根には、採光はもちろんですが、それ以外のメリットも多数あります。
ガラス屋根の特徴やメリット・デメリットなどを詳しく紹介するので、ぜひリフォームの参考にしてください。

ガラス屋根とは

ガラス屋根とは、その名の通り、ガラスでできた屋根材のことです。「ガラス瓦」と呼ばれることもあります。
もともとは「AGC」(旭硝子)が開発したもので、光をよく通すホウケイ酸ガラスという素材でつくられています。学生時代、理科の実験でフラスコやビーカーなどを使用したことがある方は多いでしょう。あれらもホウケイ酸ガラスでつくられています。透明性がかなり高く、熱にも強いのがイメージできますね。
通常、建物でガラスの部分といえば窓が思い浮かびますが、ガラス屋根は屋根に取り付けるもの。窓からの採光があまり期待できない場合、屋根をガラス製に変えることでいつでも日光を取り入れられるでしょう。
ガラス屋根は、太陽光を透過しやすい素材です。広範囲に施工すれば、電気のいらないほどの明るさを体感できるかもしれません。一方、木漏れ日のような心地よさを楽しむなら、部分的な施工がぴったりでしょう。
採光は確保しながら、しっかり雨漏り対策も両立させる……ガラス屋根は、採光に悩む方の新しい解決方法なのです。
なお、ガラス屋根には大きく3種類の形状がありますが、地域によって使われる瓦の傾向がある程度決まっています。具体的には、関東~中部地方は「53A型」、中国地方は「53B型」、近畿地方~西側は「56.60型」となっていることがほとんど。もし希望のタイプがある場合、一度業者に相談してみることをおすすめします。

ガラス屋根のメリット6つ

メリット

採光を意識して、天窓を取り付けている家庭は多いでしょう。
ガラス屋根と天窓は同じようなイメージですが、実際はさまざまな点で大きく異なります。
天窓との違いを比較しながら、ガラス屋根のメリットを詳しく見ていきましょう。

雨漏りしにくい

「天窓から雨漏りしてきた」と修理を依頼する家庭は珍しくありません。天窓は屋根の一部をくり抜く形で取り付けているので、つなぎ目部分が劣化すると雨水が侵入してくることがあるのです。
それに対してガラス屋根は、雨漏りのリスクがほとんどありません。通常の瓦屋根と同じような構造なので、「すき間から雨が……」という心配はないでしょう。

瓦屋根の外観に影響がない

一般的な瓦屋根に天窓を設置すると、どうしても突出する部分ができてしまいます。採光のためとはいえ、見た目にもこだわりたい方はジレンマを抱えることもあるでしょう……。
ガラス屋根は、瓦そのものの形なので、外観を損なうことはありません。「外から見えにくい天井部分のみ施工」というように外観を意識して取り付けられるのもメリットといえそうです。

施工が容易

ガラス屋根は天窓よりも簡単な施工で取り付けられます。
天窓が屋根に穴を開けて取り付けるのに対して、ガラス屋根は既存の瓦を剥がしてその部分に乗せるだけで施工完了。
工期が短く済むうえ、リーズナブルなのも助かりますね。

自由にレイアウトできる

ガラス屋根は自由にレイアウトできます。「横に長く」「縦に長く」「L字型に」などお客様の要望に応えやすいのも人気の理由でしょう。
天窓だとラインナップに制約を受けがちなので、自由度が高いとデザインの幅が広がりそうです。

室内が見えにくい

「ガラス屋根を取り付けたいけれど隣のマンションから丸見えになりそうで……」など心配する方は少なくありません。
ガラス屋根の裏面には、細かい凹凸がついています。この凹凸により、モザイクがかけられたような状態になり、どれほど近くの建物でも室内は視認できません。
天窓はほとんど筒抜けの状態なので、プライバシーの面でも安心ですね。
ただその反面、天窓のように「室内から星を眺める」というような“筒抜け”ならではの楽しみ方は難しいでしょう。

雨音を緩和

天窓のガラスだと、室内に雨音が響きがちです。雨音がうるさくて眠れなかった……という経験がある方も多いのではないでしょうか。
ガラス屋根は一枚一枚が厚いため、天窓より雨音が響きません。天候にかかわらず、室内での会話を快適に楽しめるでしょう。

ガラス屋根のデメリット2つ

デメリット

ガラス屋根と天窓は多くの点で異なりますが、共通点もいくつか存在します。
どれもデメリットに感じがちですが、対策すれば払拭できるものばかり。こちらも天窓との違いを例に、ガラス屋根のデメリットを紹介します。

汚れが見えやすい

ガラス屋根も天窓も、凹凸の有無はあっても、基本的には透明度が高めの素材です。
そのため、鳥のフンや枯葉、ごみなどが付着してしまうと、室内から見えて気になることが……。
ガラス屋根は耐久性が優れた素材なのでメンテナンス期間は長めですが、外観をきれいに保つという意味では、業者に定期的に掃除してもらうことをおすすめします。
また最近では、天井のパネルを和紙模様にしたりステンドグラスにしたりなど、直接汚れが見えなくなるようなデザイン性のある対策も人気です。

夏に室内が暑くなりやすい

ガラス屋根の施工面積が広くなるほど、日光を取り入れやすくなるため、室温の上昇につながります。
特に夏は「外気温より室内の方が暑い」という事態になることも……。
室内にガラス屋根専用のロールスクリーンやブラインドを設置できるため、施工の際は合わせて業者に相談しましょう。

ガラス屋根がおすすめの住宅とは?

ガラス屋根

ガラス屋根を屋根に取り付けると、採光性が一気に高まります。
瓦の一枚だけ取り換えても良いですし、思いきって広範囲に施工するのも良いですね。
ガラス屋根の施工が特におすすめの住宅は以下の通りです。

大規模な工事はしたくないけれど採光に悩んでいる

天窓を取り付ける工事だと屋根材をくり抜かなければならないので、工事の規模が大きくなりがちです。
ガラス屋根のリフォームなら、希望のレイアウトに合わせて、その部分の瓦を剥がして乗せるだけ。工事が比較的容易なので依頼のハードルも低めでしょう。

低価格で採光のリフォームをしたい

上記に類似しますが、天窓を取り付ける工事は労力がかかるため、費用も高くなりがちです。
ガラス屋根のリフォームは比較的容易なので、リーズナブルに採光のリフォームができるでしょう。

室内をおしゃれにリフォームしたい

ガラス屋根は、機能性はもちろんですが、高いデザイン性も持ち合わせています。
車にサンルーフ(ムーンルーフ)がついていると一気におしゃれな雰囲気になるように、室内と空がつながるようなリフォームをすることで、機能性とデザイン性を両立した新しい“表情”を楽しめそうです。

まとめ

ガラス屋根とは、その名の通り、ガラスでできた屋根材のこと。瓦屋根をお使いの場合、希望の場所をガラス屋根と入れ替えれば、採光性アップはもちろんデザイン性も向上するでしょう。
ウェルスチールには様々な屋根の施工に慣れた職人が多数在籍しています。
採光でお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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