ウェルスチールが教える屋根の豆知識

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屋根の豆知識

各屋根材の寿命年数と特徴について

2023年5月11日

屋根の大きな役割といえば、雨漏りを防ぐことです。
屋根材ごとに寿命や特徴が異なるので、リフォームをお考えの方は比較しながら検討しましょう。その他、メンテナンス時期についても詳しく解説します。

屋根材の寿命とは

屋根材にはそれぞれ寿命があります。「長持ち」をうたっている屋根材でも経年劣化は避けられないでしょう。

「寿命」と近い言葉に「耐用年数」がありますが、どちらも“防水性をキープできる年数”という意味で使われることがほとんど。しかし、環境によっても寿命(耐用年数)は前後するので、“寿命が過ぎてから業者に相談する”のではなく、“寿命よりも前に業者に相談する”ことをおすすめします。

寿命が来ても外観的に問題ないこともあるでしょう。しかし機能性は十分とはいえず、屋根材の変形やヒビ、色あせ、雨漏り、家の構造部分の腐食などさまざまな症状を引き起こします。症状が進行するほど修理費用も高くなるので、日ごろのメンテナンスの際に寿命についても業者と相談することをおすすめします。

屋根材とルーフィングの寿命は異なる場合がある

ルーフィング

室内への雨漏りを防ぐためには、屋根材だけではなくルーフィングもセットで考えてください。
飛来物や劣化などで屋根材が破損しても、内側のルーフィングが無事であれば、結果的に雨漏りすることはないでしょう。
反対に考えると、屋根材を新品に取り換えたばかりでも、ルーフィングに寿命が来ていたら雨漏りしかねないということ。屋根材のリフォームを考えているなら、ルーフィングの寿命も意識してくださいね。
なお、ルーフィングの寿命は30年が目安です。環境や使用状況によって多少前後するものの、寿命が近づいたら早めに業者に連絡しましょう。

▷屋根のルーフィングの役割を知って賢い屋根修理を!

各屋根材の寿命年数と特徴

屋根材ごとに寿命年数は異なります。
屋根材の特徴やメンテナンスのポイントなども合わせて紹介するので、ぜひリフォームの参考にしてください。

スレート屋根

スレート屋根

■寿命

スレート屋根はおよそ30年が寿命とされています。

■特徴

厚さ約5mmの、薄くて軽量な屋根材です。建物に負担をかけないので、地震対策向けの屋根材としても注目を集めています。

■メンテナンス

・築5年ごと「ヒビや割れの点検」
スレート屋根は割れやすいので、定期的な点検や補修が欠かせません。
「大型の台風が直撃した」など気になる天候の際は、時期を待たずに業者に相談してください。雨水は少しのすき間があれば侵入してくるので、プロの目で屋根の上の状態をしっかり確認してもらいましょう。

・築15年「棟板金の交換」

屋根材だけではなく、釘にも注意を払わなければなりません。
棟を固定している釘は、およそ15年程度で劣化していきます。固定の強度が足りないと、風の影響で屋根が外れてしまうことがあるのでご注意ください。
そのため、築15年を目安に、棟板金や下地木材を交換しておくと良いでしょう。

・築30~40年「葺き替え」

定期的にきちんとメンテナンスをおこなっていても、屋根材全体の寿命は変わりません。
築30~40年で寿命を迎えてしまうので、葺き替えをして、屋根材も下地もまるごと交換してください。
「特に劣化や異常は見当たらない」という場合でも、最長40年と覚えておきましょう。

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ガルバリウム鋼板屋根

横暖ルーフ

■寿命

ガルバリウム鋼板屋根はおよそ30~40年が目安とされています。他の屋根材と比較しても寿命は長めですが、そのぶん、屋根材よりもルーフィングのほうが先に寿命が来ることが多いので注意しましょう。

■特徴

軽量なうえ頑丈、さらにサビにも強いので多くの住宅に採用されています。

■メンテナンス

・築15年「棟板金の交換」
屋根材だけではなく、釘にも注意を払わなければなりません。
棟を固定している釘は、およそ15年程度で劣化していきます。固定の強度が足りないと、風の影響で屋根が外れてしまうことがあるのでご注意ください。
そのため、築15年を目安に、棟板金や下地木材を交換しておくと良いでしょう。

■築30~40年「葺き替え」

ガルバリウム鋼板には耐久性がありますが、雨漏りの修理の際に原因を探ってみると「屋根材に問題はないがルーフィングの寿命が過ぎている」というケースがみられます。
ルーフィングの寿命は30年とされていますが、使用状況によってはもう少し早まるかもしれません。そのため、どれほど長くても40年が上限と考えてください。

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トタン屋根

■寿命

トタン屋根はおよそ20~30年が寿命とされています。ただトタンは錆びやすい素材なので、あまりに錆が多い場合は20年を待たず交換が必要になることもあります。

■特徴

ひと昔前、多くの住宅の屋根材として使われてきました。今は工場や倉庫での使用がメインになってきています。

■メンテナンス

・築10年「塗装」
トタンは錆が発生しやすい屋根材です。そのため、築10年を目安に業者に塗装を依頼しましょう。錆の除去はもちろん、防水性の回復も期待できます。

・築15年「棟板金の交換」

屋根材だけではなく、釘にも注意を払わなければなりません。
棟を固定している釘は、およそ15年程度で劣化していきます。固定の強度が足りないと、風の影響で屋根が外れてしまうことがあるのでご注意ください。
そのため、築15年を目安に、棟板金や下地木材を交換しておくと良いでしょう。

・築30年「葺き替え」

トタン屋根とルーフィングの寿命は、ほぼ同じような時期にやってきます。どちらか一方だけを新品にしても、もう片方が寿命を迎えていると雨漏りのリスクは高いまま。工期も費用もかさみますが、雨漏り予防のために同時に施工することをおすすめします。

瓦屋根

瓦屋根

■寿命

瓦屋根の寿命は50年以上とされていますが、ルーフィングの寿命がおよそ30年なので、「葺き直し」でメンテナンスするのが一般的です。(詳しくは後述します)

■特徴

耐久性、断熱性、遮音性などさまざまなメリットのある屋根材です。ただ重量があるため、地震対策には不安が残ります。

■メンテナンス

・築15年「棟の取り直し」

棟の取り直しとは、棟の土台と棟瓦を解体し、再設置する工事のこと。
築15年が経つと、棟の土台や木材が劣化してきます。すると強風の影響で瓦が飛んだり、地震の際に崩れたりなど、あらゆるシーンで危険が高まります。
屋根材そのものに影響はなくても、万が一の被害を防止するために必要な作業なのです。

・築30~40年「葺き直し」または「葺き替え」

瓦の寿命は50年以上ですが、内側のルーフィングは30年が目安です。そのため30年程度が経過したら、葺き直しや葺き替えをしてください。
ルーフィングだけ交換すれば瓦はそのまま使えるようなら、葺き直し。
瓦も劣化がすすんでいるようなら、葺き替えを選択するのが良いでしょう。

アスファルトシングル屋根

アスファルトシングル

■寿命

アスファルトシングル屋根の寿命は30~40年とされています。ただしメンテナンスをまったくしていない場合、20年程度が目安でしょう。

■特徴

軽量で加工しやすく、コストも安いので人気急上昇中の屋根材です。原料自体の防水性が高いため、ルーフィングが活躍する機会は少ないかもしれません。

■メンテナンス

・築5年ごと「剥がれの点検」

アスファルトシングル屋根は、接着面が剥がれることがあります。
5年おきに業者に点検してもらうと、その後のトラブルをかなり防げるでしょう。

・築15年「棟板金の交換」

屋根材だけではなく、釘にも注意を払わなければなりません。
棟を固定している釘は、およそ15年程度で劣化していきます。固定の強度が足りないと、風の影響で屋根が外れてしまうことがあるのでご注意ください。
そのため、築15年を目安に、棟板金や下地木材を交換しておくと良いでしょう。

・築30年「葺き替え」または「カバー工法」

アスファルトシングル屋根材とルーフィングの寿命はほぼ同じです。
もっともおすすめなのは屋根材もルーフィングも交換する葺き替えですが、“アスファルトシングルの下地は傷みにくい”という特性があるため、状況によってはカバー工法で済むかもしれません。

まとめ

屋根材にはそれぞれ寿命があります。ただ、天候などの影響で劣化が早まることもあるので、寿命が近づいているようなら一度業者に相談してくださいね。同時に、ルーフィングの寿命も考慮することをおすすめいたします。
春日部市で屋根の修理やリフォームをお考えなら、実績豊富なウェルスチールにどうぞお任せください!

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