春日部市にて屋根修理〈築40年瓦屋根の漆喰メンテナンス〉
2025年6月19日
Before


After


ご依頼のきっかけ・ご提案内容
埼玉県春日部市、瓦屋根のご住宅にての工事です。
日頃からメンテナンスを大事にされているお客様で、前回の漆喰工事から10年が経過したため、綺麗にしたいとのご依頼を頂戴しました。
立派な瓦屋根で棟の数も多く、2週間かけて完工致しました。
施工前
真っ白だった漆喰が、灰色に変色してボロボロと崩れてきています。
普段は目につきにくい箇所も多く、剥離し落ちてくるまで劣化してから気づかれる場合も多いです。
漆喰の持つ密着力が失われ、瓦と瓦の間で支えになるものがなくなるため、瓦の落下にもつながり、放置しておくと危険です。
あるべき場所から剥がれているのが確認できます。
特に重い鬼瓦などは、支えを失うとずれや落下リスクが高くなります。
漆喰がボロボロと崩れた後は、隙間から雨漏りする可能性もあるため、放っておくと葺き替えなど大掛かりな工事になることも。
施工中
旧漆喰の撤去
まず必要になるのが、古い漆喰の完全な除去です。
劣化して密着力が失われた漆喰が奥に残ったままだと、手前にいくら新しいものを詰めても、障害となりすぐに剥離してしまいます。
先が鋭利なトンカチで少しずつ漆喰を突き崩し、削っていきます。
内側の「葺き土」という土台の土を流出させると、防水性の低下につながるため、正確な加減が必要となります。
基本中の基本ですが、作業中は屋根に小傷の一つもつけることのないよう、気を配ります。
おおかた撤去できたら、細々したくずまで手作業で綺麗に取り出します。
のし瓦下の漆喰詰め
調合は硬すぎるとうまく密着せず、柔らかすぎると形を保たず流れ出します。
気候条件によって多少の調整が必要ですが、そこまでを安定して行うことも職人としての責任のひとつです。
練り終わったら、ちょうどよい量になるようコテで詰めていきます。
漆喰が乾燥・硬化するまでの間に、瓦がずれることのないよう気を付けながら行います。
様子を見つつ、表面を美しく平滑に整えます。
瓦に付着した部分は拭き取ります。
鬼瓦と冠瓦の漆喰詰め
年月を経ると、瓦の接合部に漆喰での接着補強が必要になることも。
写真は、鬼瓦と冠瓦の間でずれないようにしっかりと詰めます。
適切な量を塗り付けたら、同様に美しく整えます。
▷瓦屋根における棟瓦の積み直しが必要な症状や施工方法について
完工
念入りにチェックして、お客様にも施工後説明をさせていただき完工となります。
非常に立派な造形の瓦屋根、元の凛々しい佇まいを取り戻しました。
耐久性の気になる各部も強力に接着し、美しさを保ったまま、強風も心配のいらない状態へ。
担当者のコメント
この度はウェルスチールまでご依頼頂きまして誠にありがとうございました。
屋根は多種多様で、どうやって維持していけばよいか悩まれることも多いことと存じます。
弊社では、ご相談いただいた全てのお客様に喜んでいただけるよう、慢心せず迅速な対応と丁寧な施工をお約束します。
屋根・塗装に関して気になることがございましたら、ウェルスチールまでご相談くださいませ!
年中お待ちしております。
上は、漆喰工事にラバーロック工法(コーキングで瓦同士を接着)も併せて行った施工事例です。
よろしければお役立てください。
現場住所 | 埼玉県春日部市 |
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施工内容 | 屋根修理 |
施工箇所詳細 | 漆喰 |
施工期間 | 2週間 |
使用屋根材 | |
使用屋根材 | |
工事金額 |