雨漏り修理はどこに頼むべき？業者別でメリット・デメリットを解説
2025年3月27日
雨漏りは、住宅全体を傷めてしまうトラブルの一つです。懇意にしているハウスメーカーや工務店がない場合、業者探しを一からしなければならず、大変な労力がかかります。この記事では、雨漏り修理を行っている業者別の特徴や、メリット・デメリットを詳しく解説します。雨漏りに悩んでいる方や、さまざまな業者のメリット・デメリットを知りたい方はぜひ参考にしてください。
雨漏り修理は難易度の高い修理の一つ
住宅の雨漏り修理は、難易度の高い修理の一つです。雨漏りは、住宅のどこかしらから雨水が侵入し、室内に漏れるトラブルですが、屋根裏や外壁内などの普段目にすることのない場所から雨水が侵入することが多いため、原因箇所の特定が難しく、専門業者の知識と経験をもってしても、時間と手間のかかる作業です。雨水の侵入箇所の特定は、屋根や外壁に実際に水をかけながら屋根裏などに入り、目視確認や温度変化の分かるサーモカメラを使用して行います。屋根や外壁に実際に水を掛けても、短時間では浸水が確認できず、長く降り続く雨のように長時間水を掛け続けて初めて浸水が確認できるケースもあるため、根気を要する作業でもあります。
新築から10年が経過せずに雨漏りが発生した場合
もし、新築から10年が経過していないにもかかわらず、雨漏りが起こってしまった場合には、実際に住宅を建てたハウスメーカー・工務店などに相談しましょう。住宅に欠陥があった場合、民法である瑕疵(かし)担保責任によって、売主は買主に対して責任を追うことが定められています。例えば、屋根からの雨漏りであれば、防水シートの不具合や施工不良の可能性が高く、無償で補修してもらえる可能性が高いです。なお、瑕疵担保責任は2020年4月の民法改正により、契約不適合責任に改正されています。
雨漏り修理を行うそれぞれの業者の特徴
雨漏り修理を行うそれぞれの業者の特徴は次の通りです。
✅大手ハウスメーカー
✅地元の工務店
✅リフォーム専門店
✅屋根修理専門業者
大手ハウスメーカー
テレビコマーシャルなど広告に力を入れているため、多くの人に認知されているのが大手ハウスメーカーです。日本全国に展開している規模が大きい企業であることが多いため、社内でそれぞれの役割が分けられており、営業活動など効率的に展開している印象があります。自社内に職人を持たないため、住宅の新築やさまざまな施工は、下請け業者などの社外の職人に依頼して行っています。
地元の工務店
地域に根差した地元の工務店は、新築や住宅に関するさまざまな施工を行う地域密着型の建築会社といったイメージです。中小規模の工務店が多く、限定的な地域展開ながらも、地域の住宅に関する仕事を幅広く行います。自社職人を持たない工務店も多く、施工を社外の職人に任せているケースも多くあります。
リフォーム専門店
リフォーム専門店は、さまざまな業務形態を持つ企業が多くあります。ホームページにて集客を行い、施工を下請け業者に任せる業者や、自社職人を持ち高い技術力で施工を行う業者、ホームセンターがリフォームの受付窓口になり、施工を下請け業者に任せるなど、その企業によって仕事の進め方が大きく異なります。インターネットで検索をしたさいに、一番最初に目に付くのもリフォーム専門店が多いのではないでしょうか。
屋根修理専門業者
屋根修理専門業者は、屋根に関する施工や修理を中心に、住宅に関する施工を行う業者です。ベランダなどの防水工事、外壁塗装や付帯設備の修理なども幅広く手掛ける場合も多く、職人自らが代表取締役を兼ねているケースが多くあります。自社に在籍する職人が中心の企業で、営業マンを持たず、受付から施工やアフターフォローまでを職人が一括して担うことも珍しくありません。
屋根修理における業者別のメリット・デメリット
屋根修理における業者別のメリット・デメリットは次の通りです。
大手ハウスメーカーのメリット・デメリット
大手ハウスメーカーのメリットは、ネームバリューからくる安心感と、アフターサービスの手厚さです。また、多くの下請け業者と繋がりがあるため、急な依頼に対してもある程度迅速に対応できる点がメリットです。デメリットは、施工を下請け業者に任せるため、中間マージンが発生して料金が高くなりやすいことや、窓口の担当者が工事について詳しくないことが多く、こちらの要望が伝わらなかったり、施工にあたって問題が発生した場合に伝達がうまくいかず、時間を要することがある点です。
地元の工務店のメリット・デメリット
地元の工務店のメリットは、住まいから近い地域で業者を探しやすく、担当者にある程度工事の知識があるため、細かな要望を伝えやすい点などがあります。また、アフターサービスもしっかりとしていることが多く、地域に根差した業者の特徴とも言えます。デメリットとしては、施工を依頼する職人の数が大手ハウスメーカーほど多くないため、時期によっては職人に空きがなく、修理を待たなければならない可能性がある点です。
リフォーム専門店のメリット・デメリット
リフォーム専門店のメリットは、業者の見つけやすさです。リフォーム専門店を仲介するサービスがあり、インターネットで検索すれば、お住まいから最寄りのリフォーム専門店がすぐに見つかります。デメリットは、リフォーム専門店によって業務形態がさまざまなため、技術力のある業者を見つけることが難しい点です。なかには、相場とはかけ離れた高額な料金を請求する業者や、手抜き工事を行う悪質な業者がおり、どのリフォーム専門店が優良な業者なのか一見して判断することは難しく、施工を依頼をする上で注意しなければならないポイントになっています。
屋根修理専門業者のメリット・デメリット
屋根修理専門業者のメリットは、技術力の高さと施工料金が安価な点です。元々、大手ハウスメーカーや工務店の下請けを担っていた職人が独立開業し、ユーザーから直接仕事を受けるようになったケースが多いため、一定の技術力を要していることがほとんどです。さらに、下請けに頼らずに自社職のみで施工を完結できるため、中間マージンが発生せず、大手ハウスメーカーや自社職人を持たない工務店に比べて料金を安価にできます。デメリットは、知名度が高くないため、業者探しが難しい点があります。屋根修理専門業者は、自社ホームページに力を入れているケースが多いため、インターネットでお住いの地域に最寄りの屋根修理専門業者があるか検索してみましょう。
雨漏り修理における優良業者の判断基準
知人からの紹介や懇意にしているハウスメーカー・工務店などがない場合、ご自身で屋根修理業者を探さなければなりません。対応が良く、技術力を持つ業者に依頼するのが一番ですが、判断が難しい場合は次のポイントに注目して判断基準の一つにしましょう。
✅自社ホームページが見やすく雰囲気が伝わる
✅見積もりの内容が詳細に記載されている
✅アフターフォローに力を入れている
✅施工実績を公開している
自社ホームページが見やすく雰囲気が伝わる
インターネットなどで検索をした際、自社のホームページが見やすく雰囲気が伝わるような業者を選びましょう。実際の作業写真や過去の依頼主の感想などが載っていることも多いため判断材料になります。代表者の顔写真がない場合や、業者の詳細が載っていないようであれば要注意です。
見積もりの内容が詳細に記載されている
ある程度業者が絞られたら、見積もりを依頼しましょう。見積もりに作業内容の詳細が記載されていることを確認しましょう。細かな記載がなく「〇〇一式」などとまとめられた記載がある場合には、どのような作業にどれほどの料金が掛かっているのかがわかりません。もし不安であれば、複数業者に相見積もりを取っても良いでしょう。この場合、見積もりの安さで判断するのではなく、見積もりの内容が詳細に記載されており、不明な部分には丁寧に答えてくれるような業者を選ぶようにしましょう。
アフターフォローに力を入れている
アフターフォローに力を入れているかどうかも大切な判断ポイントです。雨漏り修理は目に見えづらく難しい作業であるため、しっかりと直っておらず雨漏りが再発することも十分にあり得ます。このような場合、追加の修理費が発生するのかどうかも事前に確認しておきましょう。業者によって作業内容をどこまで補償するのかは大きく異なります。一回の修理で雨漏りが直る事が理想ですが、もしもの時を考えて事前に確認しておくのも大切です。
施工実績を公開している
自社ホームページにて、施工実績を公開しているようであれば、依頼しようとしている雨漏りの修理実績があるか確認してみましょう。雨漏り箇所によって異なりますが、作業手順や修理にかかったおおよその料金が記載されている場合があるため参考になります。作業実績が多く載っていれば、経験豊富な業者であることも分かります。屋根修理の実績が多く記載されている業者を選んで、見積もりや事前診断をお願いするのも良いでしょう。
まとめ
この記事では、雨漏り修理を行っている業者別の特徴や、メリット・デメリットを詳しく解説しました。屋根修理はさまざまな業者が行っていますが、それぞれの業者に特徴があり、業務形態も大きく異なります。屋根修理において最優先したい事を明確にして、メリット・デメリットや優良業者の判断基準を参考に、信頼できる業者を選びましょう。
ウェルスチールは、埼玉県春日部市を中心に屋根修理など屋根に関する数多くの施工実績があります。屋根の葺き替えなどの大掛かりな工事や、雨漏り修理などの実績もあるため、お住まいでお悩みの方は、ウェルスチールまでお気軽にお問い合わせください。
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