ウェルスチールが教える屋根の豆知識

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屋根の豆知識

エコグラーニ屋根とはどのような屋根材?

2023年2月23日

エコグラーニ屋根は、株式会社ディートレーディングから輸入販売されている商品です。

販売されているのは『エコグラーニ』だけでなく、『ディプロマットスター』などその他3つの屋根材があります。

どれも、ジンカリウム鋼板を使用した、自然石粒仕上げが特徴。

自然石粒仕上げの屋根材は他社からも発売されており、似たような屋根材を比較して「どれを選べばよいか迷う」というお悩みをよく耳にします。

それぞれのメリットやデメリットを理解し、屋根材選びの判断基準にしてみましょう。

また、価格帯も似ている『エコグラーニ屋根』と『ディプロマットスター屋根』との違いも比較しています。

エコグラーニ

エコグラーニ屋根のメリット

自然石粒仕上げのエコグラーニ屋根には、様々なメリットがあります。

・30年の保証期間

・熱や音を和らげる

・メンテナンスコストがかかりにくい

・軽量でカバー工法が可能

・落雪しにくい

それぞれのメリットを確認してみましょう。

◆30年の保証期間

エコグラーニ屋根を含む、株式会社ディートレーディングから販売されている屋根には30年保証がついています。

保証内容は以下の3つです。

・基材鋼板の錆びによる雨漏り

・基材石粒の極端な剥離

・基材石粒の極端な褪色

他社の自然石粒仕上げの屋根材で、中には同じ30年保証も出ていますが、石粒の剥離や褪色など『美観』に関するものに限られた保障の場合があります。

エコグラーニ屋根は、基材鋼板の錆びによる雨漏りまで保証される点で安心です。

◆熱や音を和らげる

自然石粒が太陽の熱を和らげ、雨音を軽減するのにも役立ちます。

基材であるジンカリウム鋼板のデメリットは、表面温度が高くなりやすく、音が反響しやすいこと。

ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と同じ素材を使用しているため、性質も同じです。

ジンカリウム鋼板のデメリットを自然石粒仕上げでカバーすることで、より快適性が増しています。

◆メンテナンスコストがかかりにくい

色褪せにくく、塗装が不要なため、長期的なスパンで考えるとメンテナンスコストがかかりにくいため経済的です。

表面に施された自然石粒は、陶器瓦と同様『釉薬』という方法で着色されています。

塗装による色落ちの心配がありません。

万が一、極端に色褪せが起こってしまった場合には30年保証を利用できると安心です。

◆軽量でカバー工法が可能

エコグラーニ屋根は非常に軽い素材で、重量は瓦屋根の約7分の1だと言われています。

ガルバリウム鋼板の屋根材のように、カバー工法が可能です。

カバー工法は、平板スレート、アスファルトシングルの屋根に施工可能。

瓦・波板スレート・金属立て葺きの屋根であれば、葺き替えが必要です。

また、軽量であることから耐震性にも優れています。

◆落雪しにくい

積雪の多い地域の家にもおすすめの屋根材です。

石粒仕上げにより、エコグラーニ屋根の表面はざらざらとしています。

表面のざらつきが摩擦抵抗となり、雪止めがなくても、屋根に積もった雪が落ちにくくなる仕組みです。

エコグラーニ屋根のデメリット

多くのメリットがあったエコグラーニ屋根ですが、デメリットも存在します。

・表面の石粒が剥がれる

・断熱材がない

・価格が高い

エコグラーニ屋根のデメリットも確認し、納得したうえで屋根材を選びましょう。

◆表面の石粒が剥がれる

屋根表面の石粒が剥がれ、雨樋やカーポートの上に、石粒が落ちる可能性があります。

剥がれる石粒は、規格以上に付着した石粒であることがほとんど。

エコグラーニ屋根の耐久性を損なうほどの剥がれにはなりませんが、掃除が必要となる場面が考えられるでしょう。

◆断熱材がない

エコグラーニ屋根は石粒が熱を和らげます。

しかし、『横暖ルーフ』や『スーパーガルテクト』のような断熱材一体型のガルバリウム鋼板と比べると、断熱性は劣ります。

断熱性能を確保したい場合には、断熱材を一緒に施工してもらうことも検討するとよいでしょう。

◆価格が高い

ガルバリウム鋼板の屋根材と比較すると、エコグラーニ屋根は価格が高いことが分かります。

屋根材 1m2あたりの価格
横暖ルーフS 約7,700円
スーパーガルテクト 8,190円
エコグラーニ屋根 9,000円~

耐久性や価格を考えると、断熱材一体型のガルバリウム鋼板が優れています。

しかし、エコグラーニ屋根は石粒により独特の風合いが感じられる、意匠性も性能もよい屋根です。

メリットやデメリットを比較しながら、屋根材を検討してください。

エコグラーニ屋根とディプロマットスター屋根との違い

エコグラーニ屋根と同様、株式会社ディートレーディングから輸入販売されているディプロマットスターは、販売価格が近いことから比較対象となりやすいでしょう。

どちらもジンカリウム鋼板を使用した自然石粒仕上げの屋根材です。

両者の違いを、様々な角度から比較してみましょう。

・色

・形状

・外壁には利用できない

◆色味の違い

どちらもカラーバリエーションは4色ですが、色味に若干違いがあります。

エコグラーニ屋根 ディプロマットスター屋根
1 ツィードグレー テラコッタ
2 カフェ カフェ
3 エバーグリーン エバーグリーン
4 オニキス オニキス

株式会社ディートレーディングから出ている石粒仕上げの屋根材の中で、『グレー』があるのはエコグラーニ屋根のみ。

エコグラーニグレー色

外観に薄い色を使用すると、雨風や太陽光の影響を受けて汚れやすくなるため避けられがちですが、汚れが付きにくい性質の屋根材であることから、グレーを実現しています。

また、ディプロマットスター屋根はまだら模様であるのも特徴です。

◆形状の違い

ディプロマットスター屋根がシンプルな平面であるのに対し、エコグラーニ屋根には細かく直線的な模様が施されています。

凹凸のある模様が、シンプルながらも温かみある印象を与えています。

◆外壁には利用できない

ディプロマットスター屋根は、外壁材としての使用も可能ですが、エコグラーニ屋根の用途は屋根材のみ。

誤って外壁として検討することのないよう、気をつけましょう。

エコグラーニ屋根をおすすめできる人

エコグラーニ屋根のメリットやデメリットを踏まえたうえで、「こんな人にエコグラーニ屋根がおすすめ」というポイントをまとめました。

・耐震性を重視する人

・グレーの石粒仕上げの屋根を探している人

・屋根のメンテナンスコストを抑えたい人

・温かみのあるデザインの金属屋根を探している人

エコグラーニ屋根は軽量であることから、耐震性に優れています。

葺き替えはもちろん、カバー工法を検討している方にも特におすすめ。

また、めずらしい色味のグレーも、エコグラーニ屋根なら選択可能です。

釉薬を使って着色しているため、塗装が剥がれて再塗装する、というようなメンテナンスは不要です。

石粒の褪色から錆びによる雨漏りまで30年保証がついているので安心できるでしょう。

金属屋根は、スタイリッシュな見た目の物が多く普及していますが、石粒仕上げのエコグラーニ屋根からは温かみが感じられます。

上記のような希望条件に当てはまれば、検討してみるとよいでしょう。

まとめ

エコグラーニ屋根を含め、屋根材には様々な種類があります。

自分の希望にぴったりとあう屋根材を見つけることが難しければ、屋根修理専門業者へ相談してみましょう。

これまでの経験をもとに、プロ目線でアドバイスを受けられます。

春日部市で屋根のリフォームを検討中の方は、ウェルスチールまでお気軽にご相談ください。

希望を伺いながら、屋根材選びのサポートをいたします。

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