ウェルスチールが教える屋根の豆知識

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屋根の豆知識

ディプロマットスター屋根とはどのような屋根材?

2023年2月22日

近年、屋根の改修にあたって、ディプロマットスター屋根の人気が高まってきています。

ディプロマットスター屋根は、ガルバリウム鋼板と似た素材の『ジンカリウム鋼板』を採用した、意匠性にも優れた屋根材です。

あまり馴染みのない素材を使用しているので、「どんな屋根材だろう」と興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

ディプロマットスター屋根の特徴や、メリット・デメリットについて解説します。

屋根の改修を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ディプロマットスター屋根

ディプロマットスター屋根の特徴

ディプロマットスター屋根は、アメリカなどの海外で製造されており、株式会社ディートレーディングから輸入販売されている商品です。

株式会社ディートレーディングでは4種類のデザインの屋根を販売しています。

ディプロマットスター

ローマン

クラシック タイル

エコ グラーニ

ディプロマットスター屋根は平たくシンプルな形状であり、洋風建築だけでなく、和風建築にも調和します。

唯一、外壁材としても使える屋根材です。

◆自然石粒仕上げ

ディプロマットスター屋根の表面には、セラミックコートによって着色された、細かな石粒が葺きつけられています。

焼き物をする際の着色と同じ方法で色付けしてあるので、色褪せのリスクが少ないのも特徴の一つです。

また、自然石粒が太陽の熱を和らげ、雨音を軽減するのにも役立ちます。

◆ジンカリウム鋼板を使用

ジンカリウム鋼鈑を構成する主な素材は以下の通りです。

アルミニウムが55%

溶融亜鉛43.5%

シリコン1.5%

メッキした鋼板

これは、ガルバリウム鋼鈑とほとんど変わらない素材です。

メーカーによって登録商標、つまり商品名が異なるため、2つの呼び名が使われるようになりました。

◆様々な国で使用されている

ディプロマットスター屋根を含む、株式会社ディートレーディングで販売されている屋根は、40年前に開発され、様々な国・地域で使用されています。

欧米、北欧、東南・南アジア、アフリカ、オセアニアなど、極寒の地から熱帯の地まで様々な気候特性にも対応でき、耐久性も高く評価されている屋根材です。

日本では22年の販売実績があり、約80,000棟に取り入れられてきました。

 

ディプロマットスター屋根のメリット・デメリット

屋根材を選ぶとき、自分の求める条件に当てはまるものを選ぶことが大切です。

メリットはもちろん、デメリットにも納得できるかは重要なポイント。

ディプロマットスター屋根には、どのようなメリットやデメリットがあるのか確認してみましょう。

 

ディプロマットスター屋根のメリット

ディプロマットスター屋根のメリットは以下の通りです。

  1. 30年の保証期間
  2. 耐震性に優れる
  3. 防水性に優れる
  4. 太陽光パネルの取り付けが簡単
  5. デザイン性
  6. カバー工法が可能

それぞれの特徴を確認してみましょう。

◆30年の保証期間

自然石粒仕上げ部において、以下のような不具合があれば保証対象となります。

錆びによる雨漏り

基盤石粒の極端な剥離

基盤石粒の極端な退色

屋根は、雨風や日光から家を守るため、過酷な環境にさらされています。

保証期間は30年と長期間なので安心です。

◆耐震性に優れる

ジンカリウム鋼板を使用することで屋根材を軽量化し、地震時の揺れを軽減できるのもメリットの一つです。

屋根材 1m2あたりの重量
ディプロマットスター 6kg
平板スレート 約18kg
瓦・セメント 約50kg

スレートや瓦と比較してみると、ディプロマットスター屋根が大変軽量であることが分かります。

防水性に優れる

『毛細血管現象』が起こりにくい屋根材です。

毛細血管現象とは、水の表面張力によって隙間に水が入り、外部から何らかのエネルギーを受け取ることなく、水が隙間の中に動く現象のことを言います。

例えば、水の上にタオルをつけた時、重力に逆らって水がタオルに染み込んでいきます。これも毛細血管現象によるものです。

雨漏りに強く、強風時にも雨水の横走りしにくい構造を採用したため、防水性にも優れています。

◆太陽光パネルの取り付けが簡単

一般的に太陽光パネルを設置する場合、穴を開けたり、寸法に合わせてカットするなどの作業が必要となります。

ディプロマットスター屋根は、金具で太陽光パネルを設置できるため、取り付けだけでなく、取り外しや交換の際も簡単です。

デザイン性

ディプロマットスター屋根はデザインにもこだわっており、まだらな色合いになっています。

シンプルだけど、どこか温かみのあるデザイン。

明るい色味は、ナチュラルテイストの洋風の家、南欧風の家にもぴったりです。

黒い色味は、和風建築にもよく似合うので、瓦屋根からの葺き替えにも適しています。

カバー工法が可能

ディプロマットスター屋根は、軽量な屋根材であることからカバー工法も可能です。

既存の屋根を廃棄せずに改修できるので、費用を抑えたい場合に適しています。

ただし、既存の屋根の劣化がひどい場合には葺き替えが必要です。

屋根の劣化状況をきちんと見極めてくれる屋根修理業者へ依頼しましょう。

 

ディプロマットスター屋根のデメリット

メリットが多くあったディプロマットスター屋根ですが、デメリットもあります。

全4色でカラーバリエーションが少ない

設置できない屋根がある

金属屋根の中でも価格が高い

デメリットも確認したうえで、納得して屋根材を選択できるとよいでしょう。

 

◆全4色でカラーバリエーションが少ない

販売されているディプロマットスター屋根は全4色です。

  1. テラコッタ
  2. カフェ
  3. エバーグリーン
  4. オニキス

明るい色味から落ち着いた色味まで揃っています。

しかし、色味に詳細な希望がある場合には、展開している4色だけでは物足りないと感じるでしょう。

◆設置できない屋根がある

2.5寸勾配以上の屋根で設置が可能です。

勾配が足りない場合には採用できません。

◆金属屋根の中でも価格が高い

ガルバリウム鋼板を使用した金属屋根と比較すると、高価格帯に分類されます。

屋根材 1m2あたりの価格
横暖ルーフS 約7,700円
スーパーガルテクト 8,190円
ディプロマットスター 9,000円~

屋根の面積によっては、屋根材の違いで金額に大きく差が出るでしょう。

ディプロマットスター屋根を施工する屋根修理業者選び

ディプロマットスター屋根の修理価格を抑え、適切な施工をするために、屋根修理業者選びは慎重に行いましょう。

屋根修理業者選びで気をつけたい点は以下の2つです。

  1. 地域の屋根修理業者に依頼する
  2. 訪問販売に注意する

 

◆地域の屋根修理業者に依頼する

地域密着型の屋根修理業者に依頼することで、施工に必要ない無駄な費用を削減できます。

全国展開している業者であれば、実際に施工するのは下請け業者である場合が多いでしょう。

その場合には、依頼した業者から下請け業者へ支払う中間マージンが発生します。

この中間マージンを含めた金額が、見積価格の中に含まれることになり、施工費以外の金額が必要となる仕組みです。

地域の屋根修理業者に依頼すれば、中間マージンのような不要なコストはかかりません。

◆訪問販売に注意する

台風の後など、訪問販売によって改修を勧めてくる悪徳業者も報告されています。

実際には屋根に被害が出ていないのに、被害があるかのように装い、計画を迫られることも。

トラブルを回避するためにも、訪問販売による屋根修理業者には注意しましょう。

 

まとめ

ディプロマットスター屋根には様々なメリットがあり、葺き替えはもちろんカバー工法にも対応できる屋根材です。

春日部市でディプロマットスター屋根を検討中の方は、ウェルスチールまでお気軽にご相談ください。

ご相談から施工・完成まで全て一貫して担当いたします。

現地調査・お見積もりは無料!!

『ウェルスチール』は春日部市を中心に1都5県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県)に出張いたします!
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