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屋根の豆知識

屋根修理の見積もりはなぜ違う?価格差が出る3つの理由

2025年10月24日

屋根修理の際は複数の業者に相見積もりをお願いすることがあると思います。
この場合、屋根修理業者ごとに、見積もりの価格が異なっているでしょう。
多少の差があるのは当然ですが、数十万円といった価格差が生じることも珍しくありません。
なぜ、このような価格差が生じるのでしょうか?
まず、価格差が出る3つの理由を解説します。

理由1 直接施工か下請けに出すかの違い

屋根修理業者には、自社は営業だけを行い、実際の施工は、自社とは違う下請け業者に任せていることもあります。
建設業界では、下請けに完全に丸投げすることは認められていませんが、元請けが施工管理したうえで、下請け業者が施工することは認められています。
自社が直接施工すれば、自社の利益だけ確保すればよいわけですが、下請けに出す場合は、自社の利益を確保したうえで、下請け業者の利益も考慮して価格を決めなければなりません。
同じ工程、同じ建材を使っていても、利益を二重に上乗せしなければならない(中間マージンが発生する)ので金額が高くなるということです。
そのため、価格を抑えたい場合は、「職人直営」とか「自社施工」と明記している業者に依頼すべきです。

理由2 遠方の業者に依頼している場合

屋根修理業者を探す際は、インターネットを使って探す方が多いと思います。
この場合、注意したいのは、その業者がどこにお店を置いているのかということです。
遠方から出張してくる業者の場合は、移動にかかる時間やコストも見込んで価格を提案してくるのが一般的です。その分、価格が高くなりがちです。
一方、近くの業者であれば、移動にかかる費用はそれほど考慮せず、見積もりを出すことができます。
そのため、価格を抑えたいなら、できる限り近くの業者に依頼するのが無難です。

理由3 屋根をしっかりチェックしているかどうかによる差

屋根修理業者が見積もりを出す際は、まず、屋根を隅々までチェックして、どのような工事が必要になるか確認します。
この屋根のチェックを念入りに行ったかどうかによって、価格差が生じることがあります。
例えば、安い見積もりを出している業者は、チェックが甘く、追加の工事が必要になることに気づいていないこともあります。
安い見積書を出しても、「追加の工事が必要になりました」ということになり、請求書を渡す際に、金額が跳ね上がることもあります。
一方、屋根だけでなく、下地の状態も念入りにチェックして、必要になる工事を正確に把握している業者だと、最初から見積額が高めになっていることもあります。
こうした業者の場合、見積額と請求額に大きな差が生じません。

屋根修理の見積もりでチェックすべき点

屋根修理の見積もりをもらった際は、「この金額で工事できるのか」と鵜呑みにしてはいけません。
見積書と請求書は同じではなく、実際の請求書の金額は見積書よりも大幅に増額されてしまうこともあるからです。
特に、安すぎる見積書は、請求時に大幅に増額されてトラブルになることもあります。
では、屋根修理の見積もりで、どのような点をチェックすべきなのか解説します。

詳しく書かれているかどうか

屋根修理では、様々な工程があり、それぞれの工程で必要な作業や建材があります。
屋根修理業者は、屋根を点検した際に、どのような工事が必要になるか把握します。
その上で、工事計画を立てて、必要な職人の手配や工事にかかる日数の算出、必要な建材の取り寄せを行います。
そして、それぞれの工程でかかる費用をまとめたのが見積書です。
工事計画がしっかりしていれば、見積書の内容も詳細な内訳になっているのが一般的です。

「一式」の表記だけの場合は避ける

「○○工事一式」といった書き方をする見積書もあります。
作業内容がほぼ決まっていて、特別な工事が必要ないようなものについては、「○○工事一式」という形で記載することもあります。
足場工事などでは、一式の表記も多いでしょう。
しかし、屋根については、形状や面積が建物ごとに異なっていますし、必要な工事範囲も異なります。
それにも関わらず、「屋根修理工事一式」といった表記になっている場合は、そもそも、現場をまともに見ていないし、見積もりもしていないと考えた方がよいです。
こうした表記の場合、後になって、追加費用を請求されてしまう可能性があります。

保証内容を確認する

メーカーの建材を用いて屋根工事を行う場合は、仕様書に従った施工方法を取ることによって、10年保証、20年保証といった保証を付けられるようになっています。
保証期間が長いほど、耐用年数の長い良い建材を使っていることになります。
10年保証の仕様よりも、20年保証の仕様のものの方が、コストも高くなるのが一般的です。
こうした点も踏まえて、単純に安いだけで選ぶのではなく、保証期間の長さにも注目して、依頼先を決めましょう。

安すぎる見積もりには注意する

相見積もりを取る場合は、安い金額を提案してきた屋根修理業者に工事を依頼することを検討するかもしれません。
しかし、安すぎる見積もりには注意しましょう。
屋根修理工事は、どの会社がやっても、同じ工程になりますし、必要な建材も変わりません。コストを抑えるための特別なテクニックがあるわけでもありません。
それなのに、他の業者の見積もりよりも安すぎる場合は、どこかで手抜きをしていたり、建材の品質を大幅に下げている可能性もあります。
手抜き工事をしている場合は、数年程度で屋根がダメになってしまうこともありますし、最低限の品質の建材を用いている場合は、10年もしないうちに雨漏りすることもあります。

追加請求を避けるためのポイントとは?

屋根工事を終えた後で、請求を受けた際に、見積書の金額よりも大幅に増額している場合は、「なぜこんなに高くなるのか、悪徳商法ではないか」というトラブルになることがあります。
こうした事態を避けるためには、どうしたらよいのか解説します。

工事前に屋根のチェックを入念に行ってもらう

請求書の金額が見積書の金額よりも大幅に増額されるのは、予想していなかった追加の工事が必要になるためです。
追加の工事が必要になってしまうのは、工事前に屋根の状態をよくチェックしていないことが大きな原因です。

例えば、屋根だけチェックして、屋根裏の状態をチェックしていないとしましょう。
この場合、屋根を剥がしたところ、野地板や屋根の骨組みの木材まで腐ってダメになっていることが判明したために、屋根の骨組みを作る大工工事からやらなければならないこともあります。
当初は、棟板金だけ交換すればよいと考えていたところ、谷板金もダメになっていることが判明して、結局、屋根の全面的なリフォームが必要になってしまうこともあります。

追加の工事が発生する事態を防ぐためには、見積もり前に屋根のチェックを念入りに行ってもらうことが大切です。

必要な工事は何なのか説明してもらう

屋根修理でどのような工事が必要になるのか、見積書をもらった段階で説明してもらいましょう。
工事内容と工程を説明してもらい、それぞれの工事でどれだけの費用や日数がかかるのか、見積書と照らし合わせて確認しましょう。
正確に見積もりしているなら、こうした質問にも丁寧に答えてくれるはずです。
もしも、「やってみないと分からない」といった答えの場合は、実際の請求時は見積額よりも大幅に増額されてしまう可能性があります。

追加の工事が必要になる可能性はあるのか確認する

見積もりをもらった際は、「追加の工事が必要になる可能性があるのか?」という質問をしてみましょう。
屋根を剥がしての工事の場合は、剥がしてみないとはっきりしたことは分からないこともあります。
下地がダメになっていれば、追加で下地の交換工事が必要になるという具合です。
また、追加の工事が必要になる場合は、その金額がいくら程度になるのかといった見込み額も聞いておきましょう。
この点が曖昧なままだと、請求書をもらった時に、想定外の金額を請求されてしまうこともあります。

まとめ

屋根修理の見積もりが業者ごとに大幅に異なる理由や見積もりをもらった時にチェックすべき点を解説しました。
屋根修理の見積もりをもらった時は、その金額を鵜呑みにするのではなく、追加の工事が必要ないのか、安い理由はなぜなのか、よく確認することが大切です。

ウェルスチールは埼玉県春日部市を中心に首都圏で瓦、屋根修理、外壁塗装工事や雨漏り修理を承っている職人直営店です。
屋根修理のご依頼を受けた際は、まず、お家の屋根の状態を念入りにチェックさせていただき、本当に必要な工事内容を提案いたします。詳細な見積もり書をご用意いたしますし、どのようなご質問にも、丁寧にお答えいたします。
屋根修理を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

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