無料点検ってどこまで見る?屋根点検の実態を解説
2026年2月27日
屋根の無料点検を行う屋根工事業者は多いですが、そもそも、無料点検とは何でしょうか?
無料点検によりどこまでわかるのか? 無料点検をうたう悪徳業者もいる事について解説します。
屋根の点検とは?

屋根の点検とは、屋根に異常があるかどうか点検するものです。
室内や外壁と違い、屋根は一般の方では、見ることができません。
そのため、屋根工事業者などに点検して貰う必要があります。
屋根の点検は主に次の二つの目的で行われます。
✅屋根が劣化していないか
✅屋根に雨漏りの原因箇所がないか。
屋根の劣化が確認されたら、メンテナンスが必要ですし、屋根に雨漏りの原因箇所を見つけたら補修工事が必要になります。
屋根の点検には無料と有料がある?
屋根の点検には無料点検と有料点検があります。
無料点検は、目視点検が一般的です。
つまり、屋根工事職人が屋根に上がってみて、劣化具合を確認したり、雨漏り原因箇所を推測するという方法です。
無料点検の場合は、はしごを掛けて屋根に上るだけですので、細かい確認まではできないことがほとんどです。
有料点検は、本格的な屋根調査が必要な場合に行います。
例えば一見すると屋根に異常がないのに、雨漏り原因が突き止められない場合に、散水調査や赤外線サーモグラフィ調査を行います。
屋根の無料点検でどこまで見てくれるのか?

屋根の無料点検ではどこまで、点検することができるのでしょうか。具体例を紹介します。
屋根が劣化しているかどうか
屋根工事職人がはしごをかけて上がった場合は、屋根の劣化状態はすぐに分かります。
屋根の劣化症状としては、次のような症状が挙げられます。
・屋根材の色あせ
・屋根材のひび割れ
・屋根材の欠け
・屋根材の反り
・藻・苔の発生
・塗膜のふくれや剥がれ
いずれも直ちに、雨漏りにつながるわけではありませんが、屋根の塗装工事、屋根の葺き替え工事、カバー工法などを検討すべきタイミングです。
屋根材や劣化具合に応じて、今行うべき屋根のメンテナンスについてアドバイスすることができます。
漆喰が剥がれているかどうか
瓦屋根の場合は、化粧スレートのように極端な劣化症状が生じていることは少ないです。
この場合に点検の中心になるのが、棟瓦の下にある漆喰部分です。
漆喰は瓦と違い、15年から20年程度経つと劣化してしまうため、剥がれていたり、ひび割れしている場合は、漆喰の詰め直し等の工事が必要になります。
雨漏り原因箇所が分かる場合
雨漏り原因を突き止めることを目的に屋根に上る場合は、明確な雨漏り原因があれば、目視検査だけで特定することも可能です。
具体的には次のような場合です。
・棟板金が剥がれたり、剥がれかかっている場合。
・谷板金に隙間が生じていたり、穴が空いている場合。
・屋根材の劣化が著しく、屋根に穴が空いているような状態の場合。
このような場合は、棟板金や谷板金の補修工事が必要です。
棟板金の場合は、棟板金だけの補修工事で対応できることもあります。
谷板金の場合は、まず、屋根材を剥がさなければなりません。瓦屋根なら、屋根材の再利用も可能ですが、それ以外の屋根材の場合は、既存の屋根を撤去しなければならないため、全面的なリフォームが必要になります。
雨樋に不具合があるかどうか
雨樋も一般の方ではなかなか点検が難しい箇所です。
そこで雨樋も詰まってしまうと、雨水が流れないだけでなく、逆流して雨漏りの原因になってしまうことがあります。
雨樋が詰まっていないかどうかは、屋根から調べれば一目瞭然なのでついでに調べることもできます。
屋根の無料点検でわからないこと

屋根の無料点検だけでは、屋根のどこに異常があるのかわからないこともあります。
詳細な雨漏り箇所
室内で雨漏りが生じている場合でも、棟板金の剥がれや谷板金の穴開きなどのように、明確な雨漏り原因がない場合は、屋根のどの箇所から雨漏りしているのか、特定が難しいこともあります。
このような場合は、散水調査や赤外線サーモグラフィ調査を行わないと、雨漏りの原因箇所が特定できないことがあります。
防水シート(ルーフィング)の劣化
屋根からの雨漏りの根本的な原因としては、防水シート(ルーフィング)の劣化が挙げられます。
屋根材に不具合があっても、防水シートが機能していれば、雨漏りを防げるものですが、劣化が著しい場合は雨漏りを防ぐことができません。
防水シートが劣化しているかどうかは、屋根材を剥がさなければわからないため、屋根を目視しただけではわからないことがほとんどです。
屋根の無料点検の後でやってもらえること
屋根の無料点検を受けた後は、屋根の状態について、分かる範囲で説明してもらえるのが一般的です。
具体的な項目は次のとおりです。
・屋根の状態
・必要なメンテナンスの種類
・雨漏りの原因
・雨漏りの修理方法
・工事の見積もり
ひとつひとつ見ていきましょう。
✅屋根の状態
屋根がどのような状態にあるのかを教えてもらうことができます。
屋根材の色あせ、ひび割れ、欠け、反り、藻・苔の発生、塗膜のふくれや剥がれなどの劣化症状については、その場ですぐに教えてもらえるでしょう。
瓦屋根の場合なら、漆喰の劣化具合について説明してもらえます。
✅必要なメンテナンスの種類
屋根材の劣化状態に応じて、どのようなメンテナンスが必要なのかということも説明してくれます。
化粧スレートや金属屋根で、劣化状態が比較的軽微であれば、塗装によるメンテナンスを提案されることが多いでしょう。
ひび割れ、欠けが広範囲に発生している場合は塗装では対応できないため、屋根の葺き替え工事や屋根カバー工法による全面的なリフォームを提案されます。
瓦屋根については漆喰の詰め直し工事や、瓦の葺き直し工事などを提案されることもあります。
✅雨漏りの原因
雨漏り原因が明確な場合は、その原因箇所を教えてもらうことも可能です。
例えば、棟板金の剥がれや谷板金に穴が空いていることなどです。
詳細な雨漏りルートや、他の雨漏り原因などは、無料点検ではわからないこともあります。
✅雨漏りの修理方法
棟板金の剥がれや谷板金に穴が空いていることが原因の場合は、そこを修理しなければ雨漏りは止まりません。
谷板金に穴が空いていることが原因の場合は、まず屋根材を剥がす必要があるため、大掛かりなリフォーム工事が必要になります。
✅工事の見積もり
屋根のメンテナンスや雨漏りの修理が必要な場合は、お客様の要望に応じて、必要な工事の見積もりを出します。
その場で見積もりを作成してくれることもありますが、一般的には、一旦営業所に戻って後日、詳細な見積書を用意するのが一般的です。
屋根の無料点検には悪徳業者もいる
屋根の無料点検は、屋根工事業者が屋根工事の方針を決めるために不可欠です。
しかし、中には、点検商法を行う悪徳業者もいるので注意してください。
悪徳業者の例を紹介しておきます。
✅突然訪問してくる
悪徳業者のほとんどは呼んでいないのに、勝手に訪問してきます。
そして、「屋根が危ないことになっている。今すぐに工事しないと大変なことになる」と大げさに言うのが一般的です。
そして、まずは「点検しますよ」と言って、屋根の写真を撮ったりして、いかに危ないかを力説しようとします。
中には、屋根に上がった時にわざと屋根材を壊して撮影する悪徳業者もいます。
✅契約を急がせる
悪徳業者の多くは、すぐに工事しましょうと言って、契約を急がせる傾向があります。
一般的な屋根工事業者は、早めに工事したほうがいいですよとアドバイスはしますが、あくまでも決定権はお客様にあることを心得ています。
今すぐに契約するように迫ってくる場合は、悪徳業者の可能性が高いと判断すべきです。
✅見積もりがいい加減
悪徳業者の場合、見積内容がいい加減であることが多いです。
「屋根工事一式」と書いて、金額だけを示して、工事内容に合わせた詳細な見積もりを出さない場合が典型例です。
中には、全く見積もりを出さずにいきなり契約書へのサインを求めてくることもあります。
このような場合は、悪徳業者の可能性が高いと判断すべきです。
✅身元が不明
悪徳業者の場合、身元が不明のことも多いです。
名刺を出さないことはもちろん、どこの会社か聞いても、適当な名前を出してくることもあります。
まともな業者であれば、名刺を渡したうえで、どこの誰であるかを明確に示すはずです。
身元がわからない場合は、悪徳業者の可能性が高いと判断すべきです。
また、名刺を出してきても、突然訪問してきた業者の場合は、名刺に書かれた住所や会社名がいい加減である可能性もあります。
ネットで調べるなどして、その会社が実在するのか確認すべきです。
まとめ
屋根の無料点検でどこまで見るのかについて解説しました。
屋根の点検は、屋根工事の方針を決めるために必要不可欠の作業ですが、無料点検だけでは、詳細な雨漏り原因までは分からないこともあります。
また、屋根の点検商法を行う悪徳業者には注意してください。
ウェルスチールは埼玉県春日部市を中心に首都圏で瓦、屋根修理、塗装工事や雨漏り修理を承っている職人直営店です。
屋根の無料点検も承っていますので、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。


