ウェルスチールが教える屋根の豆知識

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屋根の豆知識

実際にどうすればいい?雨漏りのセルフチェック方法

2023年11月21日

生活をしていて非常に困るのが「雨漏り」です。
しかし雨漏りの原因となる部分は屋根だけでなく、ベランダ部分や外壁などさまざまな場所が考えられます。
もちろん専門の業者に依頼すれば雨漏りチェックをしてもらうことができるのですが、費用もかかるために頻繁に依頼するわけにもいきません。
そこでここでは自分でできる雨漏りのチェック方法、点検方法について紹介していきたいと思います。

屋根のチェックポイントについて

 

色々な場所が原因で雨漏りが起きるのですが、やはり「屋根」が原因となることが多くなっています。
そのため屋根のチェックは優先して行うべきだと言えます。
屋根の上に登って屋根材を細かくチェックしていくのがもっとも効果的ではありますが、素人が屋根に登るのは落下の危険性があり、行うべきではありません。
地上部分や付近の高い建物などから画像を撮影したり、双眼鏡などを使って確認をしていただくしかありません。

こうした場所から確認をするのは以下のようなポイントです。

雨漏りの原因は屋根材の自然災害?
・瓦屋根やスレート屋根が割れていないか
まず注意するのは屋根材が割れていないか、欠けていないかといった部分です。
大きく割れている部分などは目立ちますが、細かい部分は注意して見なければいけません。
また、屋根材がズレている、落下しているといったことがないかもチェックが必要です。

・板金が外れていないか、浮いていないかなど
棟板金などが外れていないか、浮いていないか、錆びたり腐食したりしていないかということにも注意が必要です。
ある程度メンテナンス期間が開いている場合などは釘が緩んでいる、錆びているということもあります。
棟板金が緩んだり、外れたりしていると雨漏りの原因となります。

・雨樋の状態を確認する
雨樋に落ち葉が詰まる、ゴミが詰まるといった状態になると雨水が適切に外部に排出されることなく、水が溢れてしまって屋根や外壁に水がかかってしまうこととなります。
ゴミが詰まるだけでなく、破損している、色褪せて劣化しているということもありますので、確認しておきましょう。
雨樋というと屋根の軒先に横方向に設置されているものがイメージされやすいのですが、水を集める集水器や縦向きの雨樋もありますので、それらの部分も確認しておきましょう。

雨漏りの原因は屋根の漆喰の劣化

・漆喰やコーキング材は劣化していないか
なかなか離れた場所からは確認しにくいのですが、瓦屋根を固定している漆喰や屋根材の隙間を埋めるコーキング材などが劣化していないかどうかも重要です。
瓦屋根がズレている、隙間が開いているように見えるという時には要注意です。

外壁のチェックポイントについて

こちらも大きな雨漏りの原因となる場所です。
ただ外壁は屋根よりも確認しやすいため、細かくチェックすることができるでしょう。
1階部分は歩いて見て回ることができますが、2階や3階部分については無理をせずに地上から確認するようにしましょう。

・外壁部分にひび割れ、浮き、膨れ、剥がれがないかどうか
外壁部分に大きなひび割れが入ったりしていると、そこから雨水が建物内に侵入することとなります。
また、塗装部分が浮いている、膨れている、剥がれているといった部分についても同様に雨漏りの原因となるため、チェックが必要です。

・外壁の塗装が劣化していないか
外壁に塗装をしている場合、そこに使用されている塗料には耐用年数が設定されています。
耐用年数が過ぎた塗料は色褪せて劣化していきます。
この状態になると塗料が本来持っている性能を発揮することができない状態となっていきますので、耐熱性や防水性が低下していきます。
防水性が低下することによって雨漏りの可能性が高くなってしまいます。

・外壁からチョークの粉のようなものが出ていないか
外壁を見た際にチョークの粉のようなものが出ている場合があります。
これはチョーキング現象というのですが、塗料に含まれている顔料が紫外線によって分解され、表面に出てきてしまいっている状態となります。
チョーキング現象が起きてくると塗料と外壁の密着性も弱くなってきており、性能が低下しています。
外壁に白い粉のようなものが出ている場合は塗料の寿命だと考えれば良いでしょう。
こうした部分については見ればすぐにわかるため確認しやすいものとなっています。

ベランダのチェックポイントについて

 

ベランダ、テラス、バルコニーなどは建物の外に位置しているため、雨風の影響を強く受ける場所でもあります。
ベランダの屋根が割れている、劣化しているということだけでなく、ベランダの床面にひび割れが起きている、排水溝にゴミが詰まっているなども雨漏りの原因となります。
これらは比較的自分でチェックしやすいものとなっているため、細かくチェックしていきましょう。

チェックするポイントとしては以下のようなものがあります。
・床面にひび割れが起きていないか
・屋根部分に劣化、破損が見られないか
・手すり笠木が劣化していないか
・雨が降った次の日などに排水溝が詰まっていないか
などです。
排水溝の掃除などは自分でも行うことができるため、定期的にメンテナンスを行うことが重要です。

窓、窓サッシ、雨戸のチェックポイントについて

窓は設置する際に外壁に穴を開けてそこにはめ込むという形式をとるため、その接合部分に隙間ができやすい、ひび割れがしやすいという特徴があります。
こうした部分のコーキング材が劣化しやすいため、それを確認する必要があります。
また、雨戸が壊れていないか、戸袋に雨漏りがしていないかといったことも合わせて確認しておきましょう。

室内のチェックポイントについて

雨漏りというと建物の外側で起きているトラブルが原因となることが多いのですが、雨漏りが起きているかどうかについては室内をチェックすることでも判明する場合があります。
ここでは室内の雨漏りチェックポイントについて紹介していきます。

天井について

天井から水が落ちてくるというのが雨漏りのイメージですが、実はここまで状態が悪化していると修理については大規模な工事が必要となってきます。
そのため、できるだけ早く発見し、対処することが重要となるのです。
天井に染みができている、カビが生えているということがないかどうかも合わせて確認が必要です。

壁紙、クロスについて

天井だけでなく、壁紙にも注意しましょう。
クロスに染みができている、カビが生えているということがないかどうか。
クロスが膨れている、浮いている部分がないかどうかを確認します。
こうした壁紙は表面ではなく内部の防水シートなどから劣化が始まっていきますので、発見しにくいのですがクロスにまで症状が出ているということはかなり状態が悪くなっているということになります。

収納スペースについて

押入れやクローゼットはすべての状態が見えにくく、しかも湿気が溜まりやすいということもあって雨漏りなどにつながりやすい場所です。
屋根などの劣化によって雨漏りが発生した際にこうした収納スペースはその湿気によってカビや染みができやすくなります。

雨漏りのセルフチェックをする際に注意する点について

 

自分で雨漏りをチェックする際にはいくつか注意するべきポイントがあります。
そうした点に気をつけて点検をしていくと良いでしょう。

見た目、見た感じや違和感について

屋根、外壁、室内の天井や壁紙は見た目である程度劣化している、破損しているということがわかります。
室内では水回りや排水溝、窓サッシなどの付近は要注意です。
外壁ではチョーキング現象が起きることがありますが、これも見た目でわかります。
細かく見てチェックすること、見て何も違和感がないかどうかということに注意していくことが重要です。

音について

周囲がうるさい場合には行いにくい方法ですが、「音」は雨漏りチェックで非常に重要なポイントとなります。
静かにしている晴れの日に水が落ちる音がするという場合などはどこかで雨漏りが起きています。
また、雨漏りが進むと木材が腐食したり、シロアリが発生したりしていきます。
部材が腐っていることで「ミシミシ」という音がなる、シロアリが移動している音が聞こえるという時などはかなり重症な状態です。
音がしているけど判断ができないという場合には業者に依頼した方が確実です。

においについて

雨漏りの発見に役立つものに「におい」があります。
雨漏りが発生することでカビが発生したり、木材が腐食したりすることがあります。
そのため、部屋の中で「カビ臭い」「木が腐ったにおいがする」というような状態になると雨漏りが発生している可能性があります。
心当たりがないのに異臭がするという時には雨漏りかもしれません。

雨漏りを発見した場合の対応は

雨漏りのセルフチェックをして雨漏りが発見できた場合にはどうすればよいでしょうか。
ここではその際の対応について簡単に紹介していきます。

・応急処置を行う
雨漏りがすでに起きている場合は業者が修理をするまでとりあえず応急処置をしなければいけません。
水が落ちてきている場合はバケツや洗面器、新聞紙などを使って対応します。
屋根裏に入れる場合などにはブルーシートを敷くのもおすすめです。
ただし、屋根に登るのは危険が伴うため避けましょう

・業者に依頼する
雨漏りが発生している場合は業者に依頼します。
自分で修理、補修を完璧に行うということは難しく、補修しきれないと雨漏りがより悪化していく場合もありますので、素直に業者に依頼しましょう。
業者が雨漏りの原因を特定し、適切に補修を行うことで雨漏りは解決するでしょう。

まとめ

ウェルスチール
雨漏りが起きるとさまざまな被害が発生してきます。
効果的に雨漏りを防ぐためには起きてから対処するのではなく、定期的にセルフチェックを行い、できるだけ早い段階で発見して対処するということが重要となります。

ウェルスチールは春日部市を中心とした地域密着型の屋根修理・雨漏り修理職人のプロ集団です!

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春日部市にて屋根修理・雨漏り修理(瓦屋根の葺き直し・漆喰工事)

 

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