軽量屋根材ROOGAの特徴は?メリットやデメリット、メンテナンス費用を解説
2023年1月30日
ROOGA(ルーガ)ってどんな屋根材?地震や台風の被害にも強い屋根材にしたい。
今までの瓦の雰囲気を残した屋根材はないの?
日本は自然災害が多い国です。地震で家が倒壊したらどうしよう。台風で屋根が壊れたり、飛んでしまったらどうしよう。そんな心配や不安はありますよね?
その中でも、陶器製の瓦の雰囲気を残して、災害にも強い設計の軽量屋根材ROOGA(ルーガ)が人気を集めており、おすすめの屋根材です。
そんな屋根材ROOGA(ルーガ)について、この記事では、以下の内容を解説します。
・軽量屋根材ROOGA(ルーガ)の特徴
・軽量屋根材ROOGA(ルーガ)のメリット、デメリット
・軽量屋根材ROOGA(ルーガ)のメンテナンス費用
この記事を参考に、軽量屋根材ROOGA(ルーガ)の特徴やメリット・デメリットを
知って、屋根材選びの参考にしてみてください。
軽量屋根材ROOGAはどんな屋根?
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)は、「美しい防災」をコンセプトに、美しさと防災の観点から、既存の瓦と同等の重厚感でありながら、軽量化を実現。
自然災害から大切な住まいを守れるよう、風や雨にも負けない設計、飛来物が落下しても割れにくい粘り強さを実現した、高い防災性能を発揮する複合素材の屋根材です。
軽量屋根材ROOGAの特徴
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)の特徴は以下のとおりです。
地震に有利
一般的な陶器製の平板瓦と同等の厚みを持ちながら、重さを約1/2以下にして、軽さを実現。屋根を軽くして、地震に対する揺れを小さくしたことによって、建物の負担を軽減させています。
台風に強い
屋根材の固定は、釘による対角2点留めを採用しており、梁(はり)部やけらば部も専用のビスで固定しています。これにより、強風による瓦のズレや飛散を防ぐ設計となっています。
豪雨に強い
屋根材のジョイント部分に水を逃しやすい水切り形状にして高い防水堤を実現。
さらに、屋根の下ぶき材による防水対策のおかげで、水漏れを最小限に抑える設計になっています。
衝撃に強い
耐衝撃性テストでは、剛球(JIS A5423)を落下させても、割れやクラックは認められなかった結果が出ています。万が一割れたとしても、破片の飛散を防ぐ
設計となっています。
軽量屋根材ROOGAの種類
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)は、特色の違う2種類のラインナップとなっています。
ROOGA(ルーガ)雅
雅は、高級感と上質感あふれる都会的な「和」が特徴です。
厚さを持った、横に波打つラインと縦に伸びるシャープな直線とのバランスで、現代的な雰囲気をもたらしていながら、優れた防災性能を備えています。
伝統的な物件から、現代的な物件まで幅広い表現が可能です。
カラーバリエーションも6種類と豊富です。
ROOGA(ルーガ)鉄平
鉄平は、鉄平石の素材感、風合いを忠実に再現した洋風作りの屋根材です。
重厚感や高級感を高めているのが特徴です。
これまでは、一種のステータスと言われていた鉄平石の屋根。鉄平石が持つ自然な素材感をイメージしています。
カラーバリエーションは雅と同じ6種類です。
軽量屋根材ROOGAは金属屋根(ガルバリウム)とどう違うの?
最近では、金属製の屋根の需要が高まっています。ROOGA(ルーガ)と金属屋根、どちらを選択すれば良いのか迷いますよね。
そこで、簡単ですがポイントをまとめて見ましたので、参考にしてみてください。
ROOGA(ルーガ) | 金属製屋根
(ガルバリウム) |
|
耐久性 | ◯ | △ |
デザイン性 | ◎ | △ |
重量 | △ | ◯ |
費用 | △ | ◯ |
保証期間 | ✕ | ◎ |
耐久性とデザイン性、重厚感がある仕上げにしたい方は、ROOGA(ルーガ)をおすすめします。
軽量屋根材ROOGAのメリット・デメリット
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)のメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
重量が軽くて、地震に強い
従来の陶器瓦に比べて屋根自体の素材が軽い設計になっています。
屋根が軽くなることで、建物にかかる負担を少なくできます。
台風に強い形状で、割れにくい
屋根材に専用の釘を使用して固定することで、風に強い設計になっています。
強風による瓦や役物のズレや飛散を防いでくれます。
また、「HIBRID PIF(ハイブリッド ピフ)」という複合素材を用いたことにより、衝撃に強い設計になっています。
デザイン性に優れている
モダンな和の表情を持った「雅」、自然石の風合いで洋風な「鉄平」。
塗装も専用塗装で自然なエイジング感があり、カラーも豊富です。
色あせしにくい
色あせを抑える「グラッサコート」により、30年相当の耐候性試験でも紫外線による色あせを抑えて、長期間の光沢の維持を確認しています。
品質保証として、10年の色保証もあります。
乾式工法により軽さを追求している
ROOGA(ルーガ)は、「乾式工法」で施工を行います。
一般的な「湿式工法」と比べて、約1/2程度の重量となるため、特徴である軽量を活かした工法ができるようになります。
具体的には、屋根面積30坪で、約3000kgの軽量化になる計算です。
デメリット
工事費用が高い
ROOGA(ルーガ)は屋根自体の価格が高く、専門の部材が必要となるため、施工に時間が掛かってしまい、工事費用が高くなります。
スレート屋根や金属屋根に比べると価格も高い傾向にありますので、費用を抑えたい人にはあまりおすすめはできません。
施工業者が限られている
ROOGA(ルーガ)は施工業者が限定されています。
ケイミューの「ROOGAスクール」を受講し、認定された施工店でしか保証の対象となりません。
メーカー保証が新築の場合のみ
ROOGA(ルーガ)の保証は、新築物件の場合のみに限られています。
リフォーム物件では、様々な変化や劣化の可能性があり、設計基準、施工基準を満たしているかどうかの判断がつきにくいためです。
軽量屋根材ROOGAのメンテナンス費用
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)のメンテナンス費用は以下のとおりです。
下記は、1坪あたりの価格になりますので、この他に足場などの工事費用が別途掛かってきます。
屋根材 | 1坪あたりの単価 | 1枚あたりの単価 |
ROOGA(ルーガ)雅 | 18,480円
(税抜 16,800円) |
924円
(税抜 840円) |
ROOGA(ルーガ)鉄平 |
軽量屋根材ROOGAはこんな人におすすめ
自然災害に強い住宅を求めている人
ROOGA(ルーガ)は、自然災害と向き合って、一から設計し直した自然災害に強い屋根材です。地震にも強い耐久性や、台風などの耐候性を求めている人に向いている屋根材です。
瓦のような和のデザインで耐久性を求める人
陶器瓦のような和の風合いを持ったROOGA(ルーガ)は、伝統的な家屋の補修や和の風合いを求めつつ、地震や台風へ対応出来る屋根材を求める人には最適な屋根材です。
まとめ
この記事では、軽量屋根材ROOGA(ルーガ)の特徴、メリット・デメリット、
メンテナンス費用などに関して解説しました。
軽量屋根材ROOGA(ルーガ)は、自然災害に耐性を持ちながら、デザイン性に優れた屋根材です。
見た目も美しく、耐久性に優れた屋根材を求めている方は、軽量屋根材ROOGA(ルーガ)を検討してみてください。